コンクールタイトル
【第6回(2021年)応募総数5,712点】
皆様からお寄せいただいた5,712点の作品の中から受賞作品が決定しました。
たくさんのご応募をありがとうございました。
大賞
賞金5万円

・副賞:カメヤマ商品詰め合わせ

大賞 ひとり言

【審査員コメント】

重い障害を負って生まれ、12歳で亡くなった息子さんの言葉『お母さんは悪くない』。本当にすごい言葉だったと思います。これほどの愛と感謝がこもった言葉はないでしょう。心から感動しました。(湯川 れい子)

幼いはずの年齢なのに、悟りきったような言葉に驚きました。お母さんを心の底から愛していたからこそ、罪悪感を取り去り愛だけを残していかれたのでしょうね。(谷川 花子)

さくら貝さんはきっとお子さんのことでずっと自分を責めてきたのではないでしょうか…。ただ、この言葉でものすごく救われたと思います。亡くなった大切な人の言葉は、残された人にとって“生きる糧”になってくれることを証明する作品だと思います。(木村 光希)

現在は70代とのことなので、ずいぶん前のお話かとは思いますが、何年経っても母から子への思いは変わらない。いつも亡き息子のことを思っていることが伝わってきて、温かな気持ちになりました。重い障害のあった12歳の息子さんがそんなことを言ってくれたなら、まさに金言と思い選びました。(郡司 麻里子)

【カメヤマコメント】

天に帰った魂は再び生まれ変わるときに、自分で母親を選んでくると聞いたことがあります。丈夫に生んであげられなくてごめんねと、母親の立場からすると胸がしめつけられますが、このような言葉をかけてもらって救われますね。まさに金言です。気休めの言葉ではなく、本当にそうなのだと信じられる作品です。
審査員特別賞
賞金2万円

・副賞:カメヤマ商品詰め合わせ

審査員特別賞 ひとり言

【審査員コメント】

息をひきとる瞬間のおばあちゃんとおじいちゃんの光景が不思議と目に浮かびました。普段は頑固で感情表現をしないおじいちゃんが、おばあちゃんの死を目前に周りの目も気にせず抱きしめてしまったのかなあ、と勝手に想像が膨らんで。死の直前まで愛し愛される関係、とても素敵です。(木村 光希)

長い間夫婦でいるといろいろな思い出があるものですよね。時には喧嘩もしたでしょうし、それ以上に笑い合ったり。それらが次々に思い出され、言葉にならない夫婦の想いや愛を強く感じる作品でした。(谷川 花子)

感謝の言葉などなくとも、そっと黙って抱きしめる。その夫婦の愛情にあふれた情景を想像するだけで、ゆきさんの祖父母への思いもくみ取れます。また、そこに自分を投影して、自身も夫とのよい関係を続けようと意識するところに、先祖からの連綿としたつながりや家族の絆を感じ、手を合わせることがよりよい未来につながる素晴らしさがあると思いました。(郡司 麻里子)

息を引き取る直前に、愛する人を抱きしめる。そんな死に方は理想だし、自分もできたらと心から願います。さて、その時、私が抱きしめるのは誰でしょうか。(湯川 れい子)

【カメヤマコメント】

人前で手をつないだり、腕を組んで歩いたりすることなどしない、という時代に育ってきたお二人。けれど、息を引き取ろうとしているその瞬間、人目をはばからず思わず抱きしめたその姿に、言葉を超えたすべての愛が詰まっていると感じられました。その場で見守っていた家族の心に深く刻まれた名シーンですね。
ペット賞
賞金2万円

・副賞:カメヤマペット供養商品

ペット賞 ひとり言

【審査員コメント】

飼い犬を友人のように感じていたのでしょうか。同じものを食べて楽しくおしゃべりしたかったのだと思います。『待て』と言ったことを後悔しているところも共感しました。(若林 剛之)

『今度は私が待ってるよ』との言葉に愛を感じます。共に生きてきて通じる想いは人間以上だったのかもしれませんね。生まれ変わってお互い人間として出会えますように。(谷川 花子)

【カメヤマコメント】

とっても仲良しだったのが伝わってきますね。作者のみゃさんが外出するときには「行っちゃうの?」と悲しそうな顔をしていたんだろうな、と想像しました。だから、今度生まれ変わったら人間同士でパフェを食べようと誘っているのかもしれません。人間と犬の種を超えての愛情が溢れる作品。
大 賞
賞金5万円 

カメヤマ商品詰め合わせ

大賞 ひとり言

【審査員コメント】

重い障害を負って生まれ、12歳で亡くなった息子さんの言葉『お母さんは悪くない』。本当にすごい言葉だったと思います。これほどの愛と感謝がこもった言葉はないでしょう。心から感動しました。(湯川 れい子)

幼いはずの年齢なのに、悟りきったような言葉に驚きました。お母さんを心の底から愛していたからこそ、罪悪感を取り去り愛だけを残していかれたのでしょうね。(谷川 花子)

さくら貝さんはきっとお子さんのことでずっと自分を責めてきたのではないでしょうか…。ただ、この言葉でものすごく救われたと思います。亡くなった大切な人の言葉は、残された人にとって“生きる糧”になってくれることを証明する作品だと思います。(木村 光希)

現在は70代とのことなので、ずいぶん前のお話かとは思いますが、何年経っても母から子への思いは変わらない。いつも亡き息子のことを思っていることが伝わってきて、温かな気持ちになりました。重い障害のあった12歳の息子さんがそんなことを言ってくれたなら、まさに金言と思い選びました。(郡司 麻里子)

【カメヤマコメント】

天に帰った魂は再び生まれ変わるときに、自分で母親を選んでくると聞いたことがあります。丈夫に生んであげられなくてごめんねと、母親の立場からすると胸がしめつけられますが、このような言葉をかけてもらって救われますね。まさに金言です。気休めの言葉ではなく、本当にそうなのだと信じられる作品です。
審査員特別賞
賞金2万円 

カメヤマ商品詰め合わせ

審査員特別賞 ひとり言

【審査員コメント】

息をひきとる瞬間のおばあちゃんとおじいちゃんの光景が不思議と目に浮かびました。普段は頑固で感情表現をしないおじいちゃんが、おばあちゃんの死を目前に周りの目も気にせず抱きしめてしまったのかなあ、と勝手に想像が膨らんで。死の直前まで愛し愛される関係、とても素敵です。(木村 光希)

長い間夫婦でいるといろいろな思い出があるものですよね。時には喧嘩もしたでしょうし、それ以上に笑い合ったり。それらが次々に思い出され、言葉にならない夫婦の想いや愛を強く感じる作品でした。(谷川 花子)

感謝の言葉などなくとも、そっと黙って抱きしめる。その夫婦の愛情にあふれた情景を想像するだけで、ゆきさんの祖父母への思いもくみ取れます。また、そこに自分を投影して、自身も夫とのよい関係を続けようと意識するところに、先祖からの連綿としたつながりや家族の絆を感じ、手を合わせることがよりよい未来につながる素晴らしさがあると思いました。(郡司 麻里子)

息を引き取る直前に、愛する人を抱きしめる。そんな死に方は理想だし、自分もできたらと心から願います。さて、その時、私が抱きしめるのは誰でしょうか。(湯川 れい子)

【カメヤマコメント】

人前で手をつないだり、腕を組んで歩いたりすることなどしない、という時代に育ってきたお二人。けれど、息を引き取ろうとしているその瞬間、人目をはばからず思わず抱きしめたその姿に、言葉を超えたすべての愛が詰まっていると感じられました。その場で見守っていた家族の心に深く刻まれた名シーンですね。
ペット賞
賞金2万円 

カメヤマペット供養商品

ペット賞 ひとり言

【審査員コメント】

飼い犬を友人のように感じていたのでしょうか。同じものを食べて楽しくおしゃべりしたかったのだと思います。『待て』と言ったことを後悔しているところも共感しました。(若林 剛之)

『今度は私が待ってるよ』との言葉に愛を感じます。共に生きてきて通じる想いは人間以上だったのかもしれませんね。生まれ変わってお互い人間として出会えますように。(谷川 花子)

【カメヤマコメント】

とっても仲良しだったのが伝わってきますね。作者のみゃさんが外出するときには「行っちゃうの?」と悲しそうな顔をしていたんだろうな、と想像しました。だから、今度生まれ変わったら人間同士でパフェを食べようと誘っているのかもしれません。人間と犬の種を超えての愛情が溢れる作品。
カメヤマ商品詰め合わせ1万円分
カメヤマ賞01
手を合わせるお相手:おばあちゃん
私が3歳くらいの頃の家族旅行アルバムを見てるとおばあちゃんの目線がすべて私でした。カメラ目線の写真は1枚もなく、昔から私を見守ってくれていたんだな…と泣きました
ウォッチ(兵庫県)

【カメヤマコメント】

旅行を楽しむよりも、この瞬間しか味わえない小さなかわいい孫の姿を目に焼き付けたかったのでしょうね。お祖母様の愛情がひしひしと伝わる作品。写真に映るお二人の姿が浮かんできました。
手を合わせるお相手:母
母とお出掛けの土曜日。帰りのバスの中、夕陽を眺める幼い私の髪をそっと撫でる母。気持ちよくて、赤信号になあれ、と思った。またいつか会える日まで。
コデマリ(東京都)

【カメヤマコメント】

茜色に染まったバスの車内。まだ小さなコデマリさんの横に寄り添って優しく髪をなでるお母様は、慈しむような眼差しを向けて娘の幸せを願っていたのでしょうね。何気ない日常のワンシーンこそ、母の愛を感じることができるのかもしれません。ふたりの時間を大切に過ごしていたことが分かる作品。
手を合わせるお相手:父親
2月の寒い日
火葬の時、3歳だった孫
「じじ、トンネル入って行っちゃた。春になれば帰って来るよね。」って大泣きしたね。
大きくなって東京で、頑張っているから守ってね。
IKO(青森県)

【カメヤマコメント】

大好きなじじがなぜトンネルに入っていってしまったのかが理解できず、3歳の小さな心は悲しみでいっぱいになってしまった。たくさんたくさん愛された記憶があるから、優しいじじに桜が咲く頃にまた会えると言って欲しかった。東京で頑張っている姿をきっと天国から見守っているでしょうね。
手を合わせるお相手:夫
『左眼やるよ』亡夫のプロポーズに生まれつき左眼失明で右眼も不安があった私は、溢れる涙で応じた。
途轍もない優しさ、13年前に移植出来ずとも生きる糧となっています。
レコタン(三重県)

【カメヤマコメント】

こんな男気溢れるプロポーズを聞いたことがありません。自分の身を捧げてでもこの人を守り抜きたいという、究極の愛の言葉。お二人の絆の深さもはかり知ることができる言葉に感動しました。
手を合わせるお相手:お母さん
私がお母さんに書いた手紙を大切に保管してくれてたね、ありがとう。手紙の裏に「大切なもの」とも書いてあった。凄く嬉しかったよ。
お母さん、沢山の愛をありがとう。
ファミリー(千葉県)

【カメヤマコメント】

娘が一文字一文字綴ってくれた手紙は、どんな小さな紙に書かれてあるメモのようなものでも愛おしいものです。お母様が目を細めながら「大切なもの」と書いている姿が目に浮かびました。きっと何百回もその手紙を読んだのでしょうね。母の愛は永遠ですね。
手を合わせるお相手:母
亡くなる3日前に私の頭を撫でながら言ってくれた「あんたは本当はいい子だったよ」今の私を励ます言葉になってます。私はたくさん心配をかけたのに。ありがとう。
かわいやさんじ(富山県)

【カメヤマコメント】

何歳になっても親にとって子どもは子ども。産声をあげた日から大きく成長した姿までのことが、一瞬のうちによみがえるものです。きっと何かを悟っていたお母様は、これまでの娘の成長をその時々の表情や言葉や風景などもふくめて思い出していたのかもしれませんね。そして万感の思いで出た言葉。頭を撫でるのは、母から娘への最大級の愛情表現ですね。
手を合わせるお相手:兄(ゆう)
不思議なんだけどさ、息子がゆうに似てるの。
そして息子も、サッカーに没頭してる。
そういえばさ、最期約束したよね?
いつか生まれ変わってきてねって。
本当ありがとう。
な〜さんですよ(山形県)

【カメヤマコメント】

魂が天国にのぼって、また生まれ変わり地球上に降り立つ「輪廻転生」は実際にある、と思える作品。縁が深い魂は再び出会えるのかもしれない、と思ったらとても心強いですね。まるでお兄様を見ているような感覚もあり、息子さんの成長も楽しみですね。
手を合わせるお相手:息子の保育園の先生
あの時泣いていた息子は16歳になりました。変わらぬ坊主頭、真っ黒な笑顔で野球ボールを追っています
震災から10年
先生が守ってくれた命。一生懸命輝いています。
さお(宮城県)

【カメヤマコメント】

優しい笑顔でいつも迎えてくれていた保育園の先生。親にとっては、まだ小さな我が子を見守ってくれる頼もしい存在でもあります。そんな日常が、あの日…。命を張って子どもたちを守ってくれた先生。きっと天国から野球少年になった当時の泣き虫くんを見守ってくれていますね。
手を合わせるお相手:息子
私の願いはね、生まれ変わったらもう一度、そうちゃんのお母さんになること。十五年で終わってしまった君の人生の続きが見たいの。そして今度は、君に見送ってほしいの。
むらちゃん(愛知県)

【カメヤマコメント】

あまりにも短すぎる息子さんの人生。その続きが見たかったというお母様の切実な願いと深い愛情。来世はまた親子で一緒に過ごすと、強く念じれば叶うような気がします。想いは波動となって届くのだと思います。
手を合わせるお相手:お父さん
お父さんの手帳、結婚記念日に花丸が!私の方こそお父さんと一緒だと心に大きな花丸がいっぱい咲く48年間でした。49回目からは別々の場所だけど一緒にお祝いしようね。
花丸(福井県)

【カメヤマコメント】

お父さんとはつまり「旦那様」。新婚時代を経て、子どもを授かり笑いあり涙ありの忙しない働き盛りのとき。お互いを「お父さん」「お母さん」と呼び合って、家族のカタチをともに創り上げていった。何年連れ添っても、旦那様の奥様に対する愛情は目減りすることなく、結婚記念日に花丸をつけるほどラブラブ。理想の夫婦像がここに!
手を合わせるお相手:兄へ
あのね、お兄ちゃん。亡くなった時は15歳だったけど、今はもう44歳でしょ?気になっていたんだけど、お供えって、まだメロンパンで良いの?ビールとか飲みたくない?
ともこ(静岡県)

【カメヤマコメント】

何気ない会話のようで、とてつもなく深い愛情を感じます。きっと、ともこさんはお兄様が15歳で亡くなったときからずっと共に生きて共に歳を重ねてきたのでしょうね。こんなときお兄ちゃんならなんて言うかな?どうするかな?と、心にはいつもお兄様がいらっしゃったのでは。お兄様もきっと同じ月日の分だけ、愛情を持って見守っていてくれているように感じました。
手を合わせるお相手:亡き夫
「キミガオクサンデヨカッタヨ」かすかな声で言ったあなたの最後の言葉。十三年を経た今も毎朝手を合わせると聞こえてきて、和やかな心で一日を迎えています。
ペンネームなし(新潟)

【カメヤマコメント】

どんな美辞麗句より、嬉しい言葉だったのではないでしょうか。この言葉にはたくさんの感謝と愛が詰まっていますね。話すこともままならない最後の最後に、絞り出すように伝えた言葉は、奥様の生涯の宝もの。ステキなご夫婦です。
手を合わせるお相手:飼い犬
一人で歩く、何も無い右側。
はふはふした鼻息や
身体を振ってじゃらりと鳴るチェーンの音
そうして笑顔でこちらを見る姿が酷く愛おしい。

静かだよ
匂いもしない。
真久部(東京都)

【カメヤマコメント】

人に性格があるように、犬にも性格がありますよね。ともに生活をしていると、飼い主に似てくるとも。毎日の散歩が大好きだったんだろうな、だからいつも笑って嬉しそうだったんだろうな、と光景を思い浮かべながら読みました。鼻息の音や、チェーンの音がリアル感を増しました。そしてそんな日常からいなくなった後の静けさと虚無感。ステキな作品です。
手を合わせるお相手:飼い犬
涙する私の横で、あなたが涙をそっと舐めてくれたからいま私はここにいる。楽しい時も辛い時もずっとあなたに救われてた。これからもずっと私の心の中に生きています。
まめじい(熊本県)

【カメヤマコメント】

家族としてともに暮らしているわんちゃんは、人間の心の機微を的確に感じ取ってくれますよね。悲しいときに涙が出るというのも理解している。言葉は交わさずとも、テレパシーのように心を癒してくれていたのでしょう。いつか虹の橋で会えるような気がします。
手を合わせるお相手:飼い猫
いつもは自分の寝床で寝るのに、その数日前から代わりばんこに家族の布団で寝たね。ひとりひとりにありがとうを言ったんだね。こっちこそありがとう。ずっと忘れないよ。
島根のぽん太(島根県)

【カメヤマコメント】

ネコちゃんの神秘的な能力はいろいろあれど、自分の死期を正確に感じ取っていたんだろうと驚かされた作品。家族への感謝を言葉にせずとも伝えることもできたのか、と思うと胸が熱くなりました。愛情深いネコちゃんです。
手を合わせるお相手:父親
下校中に摘んだタンポポ握った息子が耳元で囁いたよ。「じぃじにおそなえ」って。なぜ内緒話なのか聞くと、「びっくりさせたいから」と。びっくりしたかな?きれいだね。
廣田美佐子(千葉県)

【カメヤマコメント】

下校途中にふと目に入った黄色いかわいいタンポポ。「そうだ!大好きなじぃじにお供えしよう!」とピンと閃いたのでしょうね。そーーーっと持って帰って、仏壇に飾ろう♪と、わくわくしながら急いで帰って来たのでしょうね。その光景が目に浮かび、キュンとしました。目尻をさげて笑っているお祖父様のお顔も見えるようです。
手を合わせるお相手:娘
今年で13歳、どれだけかわいい中学生になってたかな…親バカだね(笑)
一緒に買い物したりカフェ巡りしたりドライブしたり美味しいもん作ってあげたかった…
いつも思うよ
ともりー(岩手県)

【カメヤマコメント】

母はいつでも、どんなときにも子を想うもの。見返りを求めない無償の愛を注ぐものです。間違いなく世界で一番かわいい娘さんになっていたでしょうね。思春期になれば会話の内容も変化して、女性同士のおしゃべりに花を咲かせていたのでしょうね。そんなお母様をいつも見守ってくれているような気がします。
手を合わせるお相手:父
紙袋、包み紙、リボン、全部取っていたなんて。
「俺はすぐに大事な物を失くしちまっていけねぇ」って言うからさ、誕生日も父の日も消えものにしてたのにホントに、もう。
あんのくるみ(埼玉県)

【カメヤマコメント】

大切な娘から何をもらっても嬉しい親心。お父様はきっと、大事な娘に気を遣わせないように「すぐに物を失くす」と言っていたのかもしれないな…と思いました。そうでなかったら、包装部材を大事に取っておかないのではないでしょうか。お父様の愛に溢れています。
手を合わせるお相手:大好きだった祖父
じぃちゃんの力を借りたくて、運動会前日にお仏壇に運動靴をお供えしたら母さんに怒られた。でもね、じぃちゃんを慕って、そして、頼っちゃうの。子供の頃から今でも。
華翔(長野県)

【カメヤマコメント】

頼りがいのあるお祖父様で、どんなことでも相談してきたのでしょうね。仏壇に運動靴が置かれている様子を想像するとプッと笑えて、子ども時代の素直な気持ちが出ているほっこり作品です。
手を合わせるお相手:母親
「もしもしおかあちゃんだけど、別に用事はないんだけど、さぁ」と。口癖だったね。三回忌が終わった今でも、私の耳元に残っている。消えないでほしいよ。
ブラックベリー(群馬県)

【カメヤマコメント】

きっとなんでも話せる頼もしいお母様だったのでしょうね。いつも仲良くおしゃべりしていた様子が思い浮かびました。人間の記憶の中で一番早くになくなるのが「声」と聞きますが、きっとお母様の声はずっとブラックベリーさんの脳裏に刻まれていくのではないでしょうか。
カメヤマ賞03
カメヤマ賞

カメヤマ商品 1万円分
(カメヤマ商品詰め合わせ)

手を合わせるお相手:おばあちゃん
私が3歳くらいの頃の家族旅行アルバムを見てるとおばあちゃんの目線がすべて私でした。カメラ目線の写真は1枚もなく、昔から私を見守ってくれていたんだな…と泣きました
ウォッチ(兵庫県)
【カメヤマコメント】:旅行を楽しむよりも、この瞬間しか味わえない小さなかわいい孫の姿を目に焼き付けたかったのでしょうね。お祖母様の愛情がひしひしと伝わる作品。写真に映るお二人の姿が浮かんできました。
手を合わせるお相手:母
母とお出掛けの土曜日。帰りのバスの中、夕陽を眺める幼い私の髪をそっと撫でる母。気持ちよくて、赤信号になあれ、と思った。またいつか会える日まで。
コデマリ(東京都)
【カメヤマコメント】:茜色に染まったバスの車内。まだ小さなコデマリさんの横に寄り添って優しく髪をなでるお母様は、慈しむような眼差しを向けて娘の幸せを願っていたのでしょうね。何気ない日常のワンシーンこそ、母の愛を感じることができるのかもしれません。ふたりの時間を大切に過ごしていたことが分かる作品。
手を合わせるお相手:父親
2月の寒い日
火葬の時、3歳だった孫
「じじ、トンネル入って行っちゃた。春になれば帰って来るよね。」って大泣きしたね。
大きくなって東京で、頑張っているから守ってね。
IKO(青森県)
【カメヤマコメント】:大好きなじじがなぜトンネルに入っていってしまったのかが理解できず、3歳の小さな心は悲しみでいっぱいになってしまった。たくさんたくさん愛された記憶があるから、優しいじじに桜が咲く頃にまた会えると言って欲しかった。東京で頑張っている姿をきっと天国から見守っているでしょうね。
手を合わせるお相手:夫
『左眼やるよ』亡夫のプロポーズに生まれつき左眼失明で右眼も不安があった私は、溢れる涙で応じた。
途轍もない優しさ、13年前に移植出来ずとも生きる糧となっています。
レコタン(三重県)
【カメヤマコメント】:こんな男気溢れるプロポーズを聞いたことがありません。自分の身を捧げてでもこの人を守り抜きたいという、究極の愛の言葉。お二人の絆の深さもはかり知ることができる言葉に感動しました。
手を合わせるお相手:お母さん
私がお母さんに書いた手紙を大切に保管してくれてたね、ありがとう。手紙の裏に「大切なもの」とも書いてあった。凄く嬉しかったよ。
お母さん、沢山の愛をありがとう。
ファミリー(千葉県)
【カメヤマコメント】:娘が一文字一文字綴ってくれた手紙は、どんな小さな紙に書かれてあるメモのようなものでも愛おしいものです。お母様が目を細めながら「大切なもの」と書いている姿が目に浮かびました。きっと何百回もその手紙を読んだのでしょうね。母の愛は永遠ですね。
手を合わせるお相手:母
亡くなる3日前に私の頭を撫でながら言ってくれた「あんたは本当はいい子だったよ」今の私を励ます言葉になってます。私はたくさん心配をかけたのに。ありがとう。
かわいやさんじ(富山県)
【カメヤマコメント】:何歳になっても親にとって子どもは子ども。産声をあげた日から大きく成長した姿までのことが、一瞬のうちによみがえるものです。きっと何かを悟っていたお母様は、これまでの娘の成長をその時々の表情や言葉や風景などもふくめて思い出していたのかもしれませんね。そして万感の思いで出た言葉。頭を撫でるのは、母から娘への最大級の愛情表現ですね。
手を合わせるお相手:兄(ゆう)
不思議なんだけどさ、息子がゆうに似てるの。
そして息子も、サッカーに没頭してる。
そういえばさ、最期約束したよね?
いつか生まれ変わってきてねって。
本当ありがとう。
な〜さんですよ(山形県)
【カメヤマコメント】:魂が天国にのぼって、また生まれ変わり地球上に降り立つ「輪廻転生」は実際にある、と思える作品。縁が深い魂は再び出会えるのかもしれない、と思ったらとても心強いですね。まるでお兄様を見ているような感覚もあり、息子さんの成長も楽しみですね。
手を合わせるお相手:息子の保育園の先生
あの時泣いていた息子は16歳になりました。変わらぬ坊主頭、真っ黒な笑顔で野球ボールを追っています
震災から10年
先生が守ってくれた命。一生懸命輝いています。
さお(宮城県)
【カメヤマコメント】:優しい笑顔でいつも迎えてくれていた保育園の先生。親にとっては、まだ小さな我が子を見守ってくれる頼もしい存在でもあります。そんな日常が、あの日…。命を張って子どもたちを守ってくれた先生。きっと天国から野球少年になった当時の泣き虫くんを見守ってくれていますね。
手を合わせるお相手:息子
私の願いはね、生まれ変わったらもう一度、そうちゃんのお母さんになること。十五年で終わってしまった君の人生の続きが見たいの。そして今度は、君に見送ってほしいの。
むらちゃん(愛知県)
【カメヤマコメント】:あまりにも短すぎる息子さんの人生。その続きが見たかったというお母様の切実な願いと深い愛情。来世はまた親子で一緒に過ごすと、強く念じれば叶うような気がします。想いは波動となって届くのだと思います。
手を合わせるお相手:お父さん
お父さんの手帳、結婚記念日に花丸が!私の方こそお父さんと一緒だと心に大きな花丸がいっぱい咲く48年間でした。49回目からは別々の場所だけど一緒にお祝いしようね。
花丸(福井県)
【カメヤマコメント】:お父さんとはつまり「旦那様」。新婚時代を経て、子どもを授かり笑いあり涙ありの忙しない働き盛りのとき。お互いを「お父さん」「お母さん」と呼び合って、家族のカタチをともに創り上げていった。何年連れ添っても、旦那様の奥様に対する愛情は目減りすることなく、結婚記念日に花丸をつけるほどラブラブ。理想の夫婦像がここに!
手を合わせるお相手:兄へ
あのね、お兄ちゃん。亡くなった時は15歳だったけど、今はもう44歳でしょ?気になっていたんだけど、お供えって、まだメロンパンで良いの?ビールとか飲みたくない?
ともこ(静岡県)
【カメヤマコメント】:何気ない会話のようで、とてつもなく深い愛情を感じます。きっと、ともこさんはお兄様が15歳で亡くなったときからずっと共に生きて共に歳を重ねてきたのでしょうね。こんなときお兄ちゃんならなんて言うかな?どうするかな?と、心にはいつもお兄様がいらっしゃったのでは。お兄様もきっと同じ月日の分だけ、愛情を持って見守っていてくれているように感じました。
手を合わせるお相手:亡き夫
「キミガオクサンデヨカッタヨ」かすかな声で言ったあなたの最後の言葉。十三年を経た今も毎朝手を合わせると聞こえてきて、和やかな心で一日を迎えています。
ペンネームなし(新潟)
【カメヤマコメント】:どんな美辞麗句より、嬉しい言葉だったのではないでしょうか。この言葉にはたくさんの感謝と愛が詰まっていますね。話すこともままならない最後の最後に、絞り出すように伝えた言葉は、奥様の生涯の宝もの。ステキなご夫婦です。
手を合わせるお相手:飼い犬
一人で歩く、何も無い右側。
はふはふした鼻息や
身体を振ってじゃらりと鳴るチェーンの音
そうして笑顔でこちらを見る姿が酷く愛おしい。

静かだよ
匂いもしない。
真久部(東京都)
【カメヤマコメント】:人に性格があるように、犬にも性格がありますよね。ともに生活をしていると、飼い主に似てくるとも。毎日の散歩が大好きだったんだろうな、だからいつも笑って嬉しそうだったんだろうな、と光景を思い浮かべながら読みました。鼻息の音や、チェーンの音がリアル感を増しました。そしてそんな日常からいなくなった後の静けさと虚無感。ステキな作品です。
手を合わせるお相手:飼い犬
涙する私の横で、あなたが涙をそっと舐めてくれたからいま私はここにいる。楽しい時も辛い時もずっとあなたに救われてた。これからもずっと私の心の中に生きています。
まめじい(熊本県)
【カメヤマコメント】:家族としてともに暮らしているわんちゃんは、人間の心の機微を的確に感じ取ってくれますよね。悲しいときに涙が出るというのも理解している。言葉は交わさずとも、テレパシーのように心を癒してくれていたのでしょう。いつか虹の橋で会えるような気がします。
手を合わせるお相手:飼い猫
いつもは自分の寝床で寝るのに、その数日前から代わりばんこに家族の布団で寝たね。ひとりひとりにありがとうを言ったんだね。こっちこそありがとう。ずっと忘れないよ。
島根のぽん太(島根県)
【カメヤマコメント】:ネコちゃんの神秘的な能力はいろいろあれど、自分の死期を正確に感じ取っていたんだろうと驚かされた作品。家族への感謝を言葉にせずとも伝えることもできたのか、と思うと胸が熱くなりました。愛情深いネコちゃんです。
手を合わせるお相手:父親
下校中に摘んだタンポポ握った息子が耳元で囁いたよ。「じぃじにおそなえ」って。なぜ内緒話なのか聞くと、「びっくりさせたいから」と。びっくりしたかな?きれいだね。
廣田美佐子(千葉県)
【カメヤマコメント】:下校途中にふと目に入った黄色いかわいいタンポポ。「そうだ!大好きなじぃじにお供えしよう!」とピンと閃いたのでしょうね。そーーーっと持って帰って、仏壇に飾ろう♪と、わくわくしながら急いで帰って来たのでしょうね。その光景が目に浮かび、キュンとしました。目尻をさげて笑っているお祖父様のお顔も見えるようです。
手を合わせるお相手:娘
今年で13歳、どれだけかわいい中学生になってたかな…親バカだね(笑)
一緒に買い物したりカフェ巡りしたりドライブしたり美味しいもん作ってあげたかった…
いつも思うよ
ともりー(岩手県)
【カメヤマコメント】:母はいつでも、どんなときにも子を想うもの。見返りを求めない無償の愛を注ぐものです。間違いなく世界で一番かわいい娘さんになっていたでしょうね。思春期になれば会話の内容も変化して、女性同士のおしゃべりに花を咲かせていたのでしょうね。そんなお母様をいつも見守ってくれているような気がします。
手を合わせるお相手:父
紙袋、包み紙、リボン、全部取っていたなんて。
「俺はすぐに大事な物を失くしちまっていけねぇ」って言うからさ、誕生日も父の日も消えものにしてたのにホントに、もう。
あんのくるみ(埼玉県)
【カメヤマコメント】:大切な娘から何をもらっても嬉しい親心。お父様はきっと、大事な娘に気を遣わせないように「すぐに物を失くす」と言っていたのかもしれないな…と思いました。そうでなかったら、包装部材を大事に取っておかないのではないでしょうか。お父様の愛に溢れています。
手を合わせるお相手:大好きだった祖父
じぃちゃんの力を借りたくて、運動会前日にお仏壇に運動靴をお供えしたら母さんに怒られた。でもね、じぃちゃんを慕って、そして、頼っちゃうの。子供の頃から今でも。
華翔(長野県)
【カメヤマコメント】:頼りがいのあるお祖父様で、どんなことでも相談してきたのでしょうね。仏壇に運動靴が置かれている様子を想像するとプッと笑えて、子ども時代の素直な気持ちが出ているほっこり作品です。
手を合わせるお相手:母親
「もしもしおかあちゃんだけど、別に用事はないんだけど、さぁ」と。口癖だったね。三回忌が終わった今でも、私の耳元に残っている。消えないでほしいよ。
ブラックベリー(群馬県)
【カメヤマコメント】:きっとなんでも話せる頼もしいお母様だったのでしょうね。いつも仲良くおしゃべりしていた様子が思い浮かびました。人間の記憶の中で一番早くになくなるのが「声」と聞きますが、きっとお母様の声はずっとブラックベリーさんの脳裏に刻まれていくのではないでしょうか。
カメヤマオリジナルグッズ
入賞01
手を合わせるお相手:愛犬
漱石、旦那と付き合った頃家で初めて会った時飛びついて出迎えてくれた事今でも覚えているよ。漱石が好き過ぎて結婚したようなものよ(笑)私と出会ってくれてありがとう。
ちほ(長崎県)
手を合わせるお相手:夫
笑っちゃうでしょ?あなたがいなくなってからも、あなたがいるようでつい話しかけてしまうの。今もねぇ、そばで笑っているんでしょ?
るのっ(愛知県)
手を合わせるお相手:親友の母
親友のママ。
亡くなった時病院で親友と抱き合って泣いた。
お通夜で親友の言葉聞いた時誰よりも泣いた。
親友の結婚式、出産。
ママの分もお祝いしたし泣いた。
もう大丈夫だよ
たろちん(静岡県)
手を合わせるお相手:夫
こうして手を合わせるようになって、18年
貴方の望み通り子供達を大人に育てましたよ。小学生だった末娘ももうすぐお母さんになります。
私、がんばりました。
ゆも(福岡県)
手を合わせるお相手:ばあちゃん
 病室の窓から、さくらを見ていたばあちゃん。
「綺麗ですね」
先生の言葉に、
「あら、恥ずかしい・・・」。

 あの日、ばあちゃんのほっぺにも、さくらが咲いたね。
まつだのよっちゃん(大阪府)
手を合わせるお相手:祖母
婆ちゃん、この頃、手を合わせるたびに小さい時一緒に寝ていたことを思い出すよ。「あんたは湯たんぽみたいだね」って言って抱きしめてくれたね。シワシワの手忘れないよ。
ケイテン(熊本県)
手を合わせるお相手:母親
携帯電話の電話帳から、お母さんの名前が
今も消せない。
仕事終わりによく電話して、色々話したよね。
懐かしい声が聞きたい。
留守番電話の声、残しておけばよかった。
ゆかりん(香川県)
手を合わせるお相手:主人
4人の子供を育て上げる半ばで旅立ちましたね。誕生日に子供たちが書く手紙あなたの宝物でした。向こうに持って行きたいと言っていたので入れました。ゆっくり読んで下さい
ペンネームなし(茨城)
手を合わせるお相手:両親
まだ若いパパとママがニコニコ嬉しそうに私を見つめて抱っこしてくれた。どうやら私は赤ん坊みたい。そんな夢を誕生日に見せてくれるなんて。素敵なプレゼントありがとう。
天(東京都)
手を合わせるお相手:父親
いつでも顔出せるのに
特別な日しか会いにいかず
また、それを会いにいく口実にして
未だに素直になれない娘です
あなたの愛情に素直に向き合えないのは
あの時から変わりません
モニモニ(長崎県)
手を合わせるお相手:祖父
『じいちゃん家から帰りたくない』と幼い私が泣いた時。私の花嫁姿を見た時。
じいちゃん泣いてたね。
私の中の祖父はいつも泣き顔。
でも
思い出すたびに心は温まる。
はらぺこちゃん(北海道)
手を合わせるお相手:祖母
死んだら開けろ、と言ってた箱、まだ開けてないよ。「覚悟はいいか? 竜宮城」なんて書いてたら怖くて開けられないよ。天国からサプライズかい? ねえ、ばあちゃん。
ライム(香川県)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
歳の離れたいとこが産まれて、今まで見たことのない笑顔を見た。少し嫉妬しちゃった。でもいとこはじいちゃんが作った苺の味もエンドウの味も知らない。初孫でよかった。
りんご(岐阜県)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
おばあちゃん、今はスタスタ歩いてる?
風がふと吹いたとき、おばあちゃんだ、って感じるよ。
雨の中のふとした晴れ間、あれもおばあちゃんでしょ。
会いたいよ。会いたいな。
まいまい(東京都)
手を合わせるお相手:長男(29歳にて没)
去年はとんぼ、その前はてふてふ、いつも一人で畑に現れるけど今年はなんだい、かぶとむし?なら角のあるやつがいい、かんこいいじゃない。お母んは畑にいつもいるよ。
セロリ(京都府)
手を合わせるお相手:お父さん
仏壇には、お父さんの好きだったシャインマスカット。
こっそり覗くと、正座をして、りんを鳴らしては、1粒パクリをくり返す息子。
お父さん、可愛い孫に免じてゆるしてね
空色(福島県)
手を合わせるお相手:息子
どうやったらもっと夢で逢えるのかな?
何かコツがあるなら、ヒントをちょうだい。
そっちの都合もあるよね。
でも出来れば、なるべく母さんの夢に出てあげて。
…愛してるよ。
父さん(北海道)
手を合わせるお相手:父親
結婚式の時、お酒が好きな父に響のウイスキーをプレゼント。勿体無くて飲めないって言って、結局最期まで飲めなかった。葬式でやっと開けられたね、美味しかった?
てって(東京都)
手を合わせるお相手:母
お母さんが亡くなった日の帰り道、迷子のお婆さんを交番まで送り届けたけど、あれ絶対お母さんだよね?そのあと、お駄賃かのように千円札拾った。また化けて会いに来てよ。
のりこ(東京都)
手を合わせるお相手:息子
俺が仕事行く時に君は「おいてかないで」「早く帰ってきて」ってよく泣いていたね。一緒に過ごした5年と同じ年月が経ったけど「待たせててごめんな。必ず迎えに行くから」
はまやん(埼玉県)
手を合わせるお相手:夫
あれから22年、小さかった子達もそれぞれ親になりましたよ。私も頑張ったでしょ。私がそっちに行ったときにはまた見つけてくださいね。そして誉めてくださいね。
LALACHAN(東京都)
手を合わせるお相手:貴方
今年も桜がきれいに咲きました。若い頃に山から運んで植えたのだと、貴方は何度も話して聞かせてくれましたね。貴方は上から、私は下から同じ桜をこれからは見ましょうね。
やすよ(兵庫県)
手を合わせるお相手:19歳と17歳の息子
そちらでは2人で何してるの。きっと妹2人にいたずらして笑ってるかな。いつも笑っていてね。母はいつだって貴方達が心配です。母は貴方達の笑顔を見てようやく笑えるよ。
四宝(東京都)
手を合わせるお相手:父
「俺を愛しているか?」

旅立つ数日前、尋ねたね
「愛」という言葉に驚き、照れてしまい「大好きだよ」と誤魔化してしまったの
ごめんなさい
本当の答えは、

「愛しています。」
かじこ(長崎県)
手を合わせるお相手:父親
お父さんが旅立った時に4歳だった娘が社会人になりました。
赴任先は、お父さんの出身地の群馬県です。この前名刺をもらい、ジーンと来ました。見守ってあげてくださいね。
緑川 守(千葉県)
手を合わせるお相手:中学生の一人息子
突然雨、洗濯物!!仕事中休みで家にいる息子の携帯へ伝言。「入れてくれるかな?」既読なし。しょうがないなぁー。帰ると全部取り込み完了。うれしいな。でも既読は翌日。
もんち(広島県)
手を合わせるお相手:母親
娘が今月結婚したんだよ。昨日、小さい時の写真を見てたら、抱き合って楽しそうに二人で笑う娘とあなたの写真が出てきて、思わず涙が出ちゃった。結婚式で使うね。
ななばん(北海道)
手を合わせるお相手:義母
お母さんの左手薬指にくい込むほどはまっていた結婚指輪は、お父さんとの結婚生活の深さを感じました。二人三脚で素敵なご夫婦でした。あの時、お父さん、男泣きでしたよ。
りんごさん(千葉県)
手を合わせるお相手:妻
僕もあなたも好きだったモンブラン。今じゃ寂しくなってしまうから食べられません。食欲の秋なのに。
よし(千葉県)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
「栄ちゃん、大きくなったなぁ。」私は知子だけれど、笑って頷く。栄ちゃんは、私の母だけれど、じいちゃんが喜んで話してくれるから、私は最後に栄ちゃんになる。
感謝さん(岐阜県)
手を合わせるお相手:夫
香る煙に日々、君想う。もう六年、まだ六年。会いたいなあ、会えたらいいな、もう会えない。金婚式、一人で祝いました。いいえ、二人でね。いつも側で、ありがとう。
ペンネームなし(三重)
手を合わせるお相手:夫
昨日の大きな虹、あれはあなたですね?私を励ましてくれたのですね?嬉しくて涙が出たよ。雲も月もみんなあなただと気付きました。いつも一緒にいてくれたんだねありがとう
ペンネームなし(埼玉)
手を合わせるお相手:先月亡くなった母へ
父さんに逢えたかい? 20年も経っているから見つけて貰えるか心配だったけど、旅立った時の母さんは少女のように可愛い顔をしていたから、今頃手を繋いで歩いてるね!
うに(北海道)
手を合わせるお相手:父
まだ10カ月だった私の娘、あれから5歳になり天国にいるおじいちゃんに手紙を書くようになりましたよ。届いていますか?
Ery(福岡県)
手を合わせるお相手:義母
お母さんと呼べずに、ごめんなさい。
もう少し待っててくれたら、呼べたんだよ。
だって、心の中ではいつも呼んでたから。
父と再婚してくれてありがとう。
お母さん。
美月(神奈川県)
手を合わせるお相手:祖父
高校を卒業と同時に飛び出すように遠方に就職。そして更に離れた地に嫁ぐ時「空はつながっているし電話もあるから」と笑顔で手を振ってくれた。空は心もつながっている。
さくらんぼ(三重県)
手を合わせるお相手:祖父
天国に行く時、「怖がらない程度に何かあったらお知らせする、絶対守るからね」って約束してくれたね。亡くなって20年、どれだけ守られてると感じたことか。逢いたいよ。
こまき。(愛知県)
手を合わせるお相手:娘へ
そちらは、おかわりございませんか?もう、20歳もすぎて、ご結婚されていると思います。たまには、夢にでも出てきてください。あなたを忘れた日はありません。
あけみ(愛媛県)
手を合わせるお相手:母
口数の少ない母でした
はにかんだように笑う、その笑顔が大好きでした
84歳で天国の橋を渡ってしまいましたが
言葉に出来ない位沢山の幸福を貰いました
貴方の娘で良かった。
みっちゃん(栃木県)
手を合わせるお相手:父親
父ちゃんが遺した日記帳を見たら、毎日
俺の帰宅時刻が書いてあった。雪道や残業で遅くなる俺を心配してくれていたんだ。てっきり白河夜船だと思っていたのに、悪かったね。
雪ボタル(新潟県)
手を合わせるお相手:母親
もっとたくさん知りたかった。好きな歌。好きな色。大好きな花の名前。今年も咲いてるあの花は、何て名前なんだろう。もっと話したかったな、お母さん。
こうぺん(青森県)
手を合わせるお相手:義父
お父さんが大事にしてたハイビスカス毎年冬になると枯れ何故か亡くなった8月になると真っ赤に咲き誇ります。お父さんが帰って来たようで毎年楽しみです。妻も喜んでます。
これでヨシト(宮城県)
手を合わせるお相手:息子
ごうちゃんとあえなくなって2年
小さい子をみるたび泣いていたけど
ごうちゃんに今年、弟ができたよ
ママもそろそろ強くならなくちゃね
ごうちゃんママ(北海道)
手を合わせるお相手:会社の同僚
おはよう。
いつも私より先に来ていた隣の席の同僚。今日はお休みなんだね。明日もお休みなのかな。ずっとお休みしているだけだと思いたいよ。
よなまー(東京都)
手を合わせるお相手:お母ちゃん
6月、宅配が届く。娘の浴衣だった。差出人は、秋に突然亡くなった母の名前だった。次の夏祭りを見据えて仕立てたものらしい。
最期までかっこいいね、お母ちゃんは。
ミユママ(広島県)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
昨日、命日だったね。下の子がね、おばあちゃんいなかったら、デンちゃんいなくて、デンちゃんいなかったら、おかあさんいないから、ありがとう。って、手を合わせたよ。
ねおんてとら(東京都)
手を合わせるお相手:祖母
ばあちゃんが住んでいた町
二人でいつも歩いた道が、ふと
頭に浮かんでくるんだ。
だからね、思い切って行ってきたよ。
ばあちゃん…やっぱり寂しいね
会えないもんね。
幼少期の原風景(北海道)
手を合わせるお相手:母
お母さん
いっぱいごめんね
いっぱいありがとう
いっぱい大好き
あなたの娘に生まれて
本当に
いっぱい幸せ
お父さんとゆっくりしてるかな
いっぱい満喫してからいくから
待っててね
ふーちゃん(大阪府)
手を合わせるお相手:父
お父さんの乗っていた船を、あなたが仕込んだ孫が乗っています。捕った魚介を「じいちゃんに見せてくる。」だって。大物になったでしょ。
永遠子(愛媛県)
手を合わせるお相手:母
出掛ける時
「ハンカチ持った?」「雨降りそうだから傘持って」「忘れ物ない?」
二言三言必ず言ってくる母。
今なら分かるよ、あの言葉一つ一つが愛情だった事を。
ゆきりんご(三重県)
手を合わせるお相手:弟
思春期真っ只中だった弟。サッカーだけは真面目に取り組んでいた。どうしてと聞くと「後悔したくないから」と。お姉ちゃんは貴方の言葉を胸に、患者さんと向き合ってます。
まーちゃん(熊本県)
手を合わせるお相手:母親
貴女が逝ってから 後に続くように妹達が逝きました。そちらの世界の方が姉妹が多くなったからきっと賑やかでしょうね。そらを見ると皆で昔と変わらず笑っている気がします
夢一夜(茨城県)
手を合わせるお相手:旦那
あなたがお空へ飛び立って私も貴方と同じ
83歳になりました。体も悪くなり毎朝手を合わせるたびにお空のことを考えます。まだもう少し先になりそうですが会いたいです。
あいちゃん(熊本県)
手を合わせるお相手:パパ
ねぇ、来年で10年経つよ。
向いてないと言われた看護師にもなったよ。
看護を認めてくれた人いるんだよ。
絶対自慢できる娘になるから。
それまで見守っててね!!
次女(東京都)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
トボトボと朝。学校に通う坂道で、おばあちゃんずっと、手を振ってくれたね。お父さんもお母さんも、仕事でいなかったけど、とっても、とっても嬉しかった。ありがとう。
キーちゃん(東京都)
手を合わせるお相手:父親
子供の頃
「お父さんがむいたらミカンがぬるくなる」
って文句つけてた。
いつも白い筋全部取ってくれるから。

この間8歳の息子が
「そんなにむかんでも僕食べれるで」って。
ふじっこ(奈良県)
手を合わせるお相手:じいちゃん
じいちゃんの病室に駆けつけたとき、
私を見て流した涙、強く握ってくれた手、
いまでも覚えてるよ。
じいちゃんのような愛をくれる人に、やっと出会えたよ。
もう安心してね。
ぱん太郎(東京都)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
戦争に行って帰って来たおじいちゃんを、橋の上で見かけ、駆け寄ったおばあちゃんの話を、幼い私に何度も聞かせてくれたね。平和でありますようにと願う姿、私は忘れない。
happy(千葉県)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
お花沢山嬉しいねぇ、凄くいい匂いだねぇ、でもどんぐりもぼく好きなんだ、どんぐりも置いておくね、帽子被っているからおばあちゃんも好きだと思うんだぁ。と笑顔の息子。
七瀬 椋(神奈川県)
手を合わせるお相手:主人
息子に彼女が出来たよ。あなたがいつもみかんを持ち込んでた運送屋に可愛い子がいて。お父さんがくれた縁よね。って息子と話してる。いい縁でありますように。見守ってね、
みゆきっこ(愛媛県)
手を合わせるお相手:夫
高校三年で同級生の私にプロポーズ。自分の二十一の誕生日に結婚。二十二で父親。七十一で金婚式。その二ヶ月後に急逝。そう、あんたのやる事の全てが早かったよ。
いないいない婆(石川)
手を合わせるお相手:愛猫
色んな素材を触る度思い出す。あー、この毛並みは耳の後ろの毛並みに似てる、あー、このぬいぐるみはおなかの毛並み、未だに忘れてない大好きだったにゃんすけの温かい感触
えっちゃん(愛知県)
手を合わせるお相手:飼い犬
部屋の奥を掃除してたら短いふわふわの毛を見つけたよ。また会えたねありがとう。
らんらん(山口県)
手を合わせるお相手:飼い犬
君より元気な子。
君より臆病な子。
君よりおバカな子。
どの子を見ても、君と比べてしまいます。
でも心配しないでね。
君より可愛くて大好きな子はいませんよ。
かなこ(東京都)
手を合わせるお相手:飼い犬
衣替えでセーターを出したら、あなたの少し硬いしっかり茶色の毛が1っ本出てきた。今でもあの時と変わらず静かにそばにいてくれてるんだよね。そっと写真の裏にしまった。
うたこ(愛知県)
手を合わせるお相手:お父さん
お父さんがとても可愛がっていた幼かった娘、眉毛がお父さんにそっくり。じいじとお揃いと大事にしてたけど、いざ思春期、剃りたい!と叫びました。温かく見守ってね。
スージー(長崎県)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
ばあちゃんも90を超えました。
会うたび惚気けてます。心から愛した人はじいちゃんだけなんだって。大好きなんだって。会いたいって。
二人がずっと私の理想の夫婦です。
まるちゃん(東京都)
手を合わせるお相手:お父さん
いつも仕事に追われていたお父さん、僕はお父さんの背中を見て同じ道を進んでいる。手をつないで幼稚園に連れて行ってくれたことが、なぜか今も色鮮やかに思い出されるよ。
秋谷 進(神奈川県)
手を合わせるお相手:祖父
小さいころから私の写真をたくさん撮ってくれていたから、アルバムを見る度に笑顔でこっちにカメラを向けているおじいちゃんの姿を思い出すよ。素敵な思い出をありがとう。
きなこ(神奈川県)
手を合わせるお相手:母親
「ごめんな」
父は単身赴任。
私は嫁いで育児に追われる日々。
あなたは毎日のように電話をくれるが
「今、忙しい」と切る私。
寂しかったよな?
今頃気づいたよ。
とも(愛媛県)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
おばあちゃん
私の孫は、勉強が好きで可愛くて自慢なんだって
病院でたくさんの人にそう話していたって聞きました
これからもっと自慢の孫になるから
お空で見守っていてね
りょうこ(東京都)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
「ばあちゃんは味方だからね」臆病でいじめられっ子だった私は、誰にも悩みを言えずにいた。でもばあちゃんの前では泣けた。もう会えないけど、ばあちゃん、私もだからね。
ぴち(北海道)
手を合わせるお相手:父
最期に言ったよね、お前が頼りだ母さん頼むって。最近聞いたよ、弟も言われたって。いつまでも膝の上の可愛い僕達だったんだね。母さん愛してたんだね。ありがとう父さん。
あなたの膝の上の息子(神奈川県)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
手を合わせると、浮かぶあの笑顔、「よく来たな、待ってたぞ。」いつも、そんなふうに迎えられるから、私は胸がいっぱいで、「うん。」しか言えないんだよ。
まり(静岡県)
手を合わせるお相手:母
「涙はダメ、笑って」母が私に遺した最後の言葉だった。
仲の良い親子ではなかったけど、今は笑顔だけが残っている。
お母さん、笑顔一杯の人生を送るからね。見ていてね。
はにちゃん(東京都)
手を合わせるお相手:父
良い事を報告すると父の口元は笑っている。悩み事があるのを隠していると父は不満げな顔をしている。
お線香の香に包まれながらいつも遺影の顔色を伺ってます。
みそかわうそ(福島県)
手を合わせるお相手:急逝した同級生
時々、わりとよく思い出すよ。
いつも当たり前に会えた時代。
冗談混じりで大事なことを話した事。
悔しい顔。大満足の顔。
出会えたから嬉しかった。
まだ会いに行かないでな。
緑のコナ(三重県)
手を合わせるお相手:父親
年に一度、元旦に二人で酒を飲むのが楽しみでした。後のことは頼むぞと言われた時は、一人前と認められた気がして本当に嬉しかったよ。またいつか、そっちで飲もうね。
月見風(佐賀県)
手を合わせるお相手:共同経営をした親友
鰻にする? 牛肉にする?
還暦過ぎからの、月に一度の二人だけの食事会
古希になる前に終わってしまったね。
食べも談義、もっとしたかった。
再会したら、続きを、また。
食いしん坊(東京都)
手を合わせるお相手:夫
「お前頑張れよ、いつも見ているからな」
この励ましに「頑張っているじゃん」と返す私。
あれから幾年もたち穏やかな今、お父さんありがとう。
頑張るからね。
みちばあば(静岡県)
手を合わせるお相手:心の友
あれから三十年
おれは、はげて、太って、見る影もないよ
おまえは、年とらないんだっけ?
いいなあ
もしかして、若い子にモテモテ?
たまには、連絡してもいいんだぜ
夢で会おう
北斗星(埼玉県)
手を合わせるお相手:母
「元気に産まれてくればいいよ」そう言いながら、孫の顔も見れず逝ってしまったけど、生まれてきた我が子の爪がお母さんと同じ形。思わず「おかえり」って言っちゃったよ
ゆうママ(神奈川県)
手を合わせるお相手:夫
コロナで不要不急の外出自粛、訪ねてくれる人もなく話すのは貴方だけです。共に暮らして六十年。こんなにお喋りしたことはなかったね。少しだけお仏壇から出て来てよ。
あーさん(大阪)
手を合わせるお相手:お父さん
結婚式で私の手を取ってくれた時、次は病院でお父さんの手に触れた時思ったんだ。私は大事にしてもらったと。近くに来たら又たばこの匂いで知らせてね。
ノンちゃん(福岡県)
手を合わせるお相手:飼い猫
外に出してたいら他に2軒も別宅設けて
いなくなる当日
世話になった家にちゃんと顔だして
さよならの挨拶してさ

今時死んだ姿見せない様にいなくなるなんて

寂しい事しないでよ
もぺ(埼玉県)
手を合わせるお相手:愛猫
手招きしても来ないのに、おやつ見せると走ってくる。食うことしか頭にない猫だと呆れていたけど、今でもおやつを見ると思ってしまう。「おやつあげるから、こっちおいで」
みあけ(東京都)
手を合わせるお相手:飼い犬(癌で病死)
まゆ。去年お前が天国に行って、七歳の子は数日間泣きじゃくったよ。初めて「死」を学んだ。あれから「将来、獣医になって病気を治す」って。尊い命の授業をありがとう。
しずしん(岐阜県)
手を合わせるお相手:母
ママの笑顔が大好きでした。でも、沢山の楽しい想い出よりも最期のあなたの苦しそうな姿が目に焼き付いて、ずっと辛かった。ようやく少し前向きになれたよ。頑張るからね。
ダリア(東京都)
手を合わせるお相手:祖父
手を合わせ、瞳を閉じる。思い出すのは煙草と酒の混じったにおい。外仕事でボロボロになった指先。やかましいわらす共だ、とちょっぴり嬉しそうに笑うくしゃくしゃの笑顔。
まっちゃ(宮城県)
手を合わせるお相手:高2時担任すなおさん
お見舞いの手紙の返事に書いてくれてた
「ぐわんばらんといかんどぉ。」
もう30年。
私、すなおさんの歳を10も越したよ。
「まだまだ〜ぐわんばらんといかんどぉ。」かな。
かのんまる(大阪府)
手を合わせるお相手:21で亡くなった姪
最近「終活」なんて言うけどさ、全部やりっぱなしもいいよね。若くして全部やりかけで逝っちゃった貴方、志を持ってキラキラしてた。私も真似して、全部途中で逝くつもり。
みいちゃん(東京都)
手を合わせるお相手:父親
本当に今までありがとう。いつでも会いに来て下さいね。怖がったりしませんから。あ、でも急に立ってるのは さすがに心臓に悪いので 何か良い登場の仕方でお願いします。
象さんポット(神奈川県)
手を合わせるお相手:祖父母
幼い頃「きたよー」祖父母の家の玄関でいそいそと靴を脱ぎながら。
そして今は「きたよー」と実家にあるお仏壇の前でお線香に灯をつけながら。
「よくきたねー」が聞こえる。
はるか(福岡県)
手を合わせるお相手:父
母さんがそっちに行ったよ。父さんが逝ってから、母さん頑張ったよ。12年も。92歳だよ。「お前よく頑張ったなあ」と笑顔で迎えてよ。もう僕は、いたわれないんだから。
しろ(徳島県)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
12月29日。私とおじいちゃんの誕生日。毎年誕生日になると電話で「おめでとう」と言い合ったね。小さかった私も今年で20歳になります。今年も空から沢山祝ってね。
おもちさん(宮崎県)
手を合わせるお相手:夫
ああ肩が痛い。夕飯どうしよう。冷蔵庫に残りものあったっけ。ひとり言じゃないわよ。だってあなたがそこにいるんだから。
とみこ(埼玉県)
手を合わせるお相手:幼馴染
毎年変わらぬ笑顔を見せてくれてありがとう。
俺だけ老けていって面白いだろ 笑
また会おうな、命日に。
こんぺい(千葉県)
手を合わせるお相手:飼い犬
家を掃除したらいつもひょっこり出てきたあなたのフサフサの毛。もう出て来なくなっちゃった。寂しいけど前を向かなきゃね。一緒に暮らしてくれてありがとう!
ナナイロみかん(和歌山県)
手を合わせるお相手:飼い猫
帰宅するといつも 玄関で待っていてくれた君 今は帰宅すると 玄関には誰も居ない その代わりに寝室に2つのしっぽ 君とは違って 薄情者です また家においでね
猫様の下僕(神奈川県)
手を合わせるお相手:飼い猫のシロ
家では仕事の話をしないのが自慢だったが、お前には仕事の愚痴を言っていた。それでも優しく指を舐めてくれて、無事定年を迎えたらお前が亡くなった。18年間ありがとう。
シロ(福島県)
カメヤマ賞03
入 賞

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手を合わせるお相手:愛犬
漱石、旦那と付き合った頃家で初めて会った時飛びついて出迎えてくれた事今でも覚えているよ。漱石が好き過ぎて結婚したようなものよ(笑)私と出会ってくれてありがとう。
ちほ(長崎県)
手を合わせるお相手:夫
笑っちゃうでしょ?あなたがいなくなってからも、あなたがいるようでつい話しかけてしまうの。今もねぇ、そばで笑っているんでしょ?
るのっ(愛知県)
手を合わせるお相手:親友の母
親友のママ。
亡くなった時病院で親友と抱き合って泣いた。
お通夜で親友の言葉聞いた時誰よりも泣いた。
親友の結婚式、出産。
ママの分もお祝いしたし泣いた。
もう大丈夫だよ
たろちん(静岡県)
手を合わせるお相手:夫
こうして手を合わせるようになって、18年
貴方の望み通り子供達を大人に育てましたよ。小学生だった末娘ももうすぐお母さんになります。
私、がんばりました。
ゆも(福岡県)
手を合わせるお相手:ばあちゃん
 病室の窓から、さくらを見ていたばあちゃん。
「綺麗ですね」
先生の言葉に、
「あら、恥ずかしい・・・」。

 あの日、ばあちゃんのほっぺにも、さくらが咲いたね。
まつだのよっちゃん(大阪府)
手を合わせるお相手:祖母
婆ちゃん、この頃、手を合わせるたびに小さい時一緒に寝ていたことを思い出すよ。「あんたは湯たんぽみたいだね」って言って抱きしめてくれたね。シワシワの手忘れないよ。
ケイテン(熊本県)
手を合わせるお相手:母親
携帯電話の電話帳から、お母さんの名前が
今も消せない。
仕事終わりによく電話して、色々話したよね。
懐かしい声が聞きたい。
留守番電話の声、残しておけばよかった。
ゆかりん(香川県)
手を合わせるお相手:主人
4人の子供を育て上げる半ばで旅立ちましたね。誕生日に子供たちが書く手紙あなたの宝物でした。向こうに持って行きたいと言っていたので入れました。ゆっくり読んで下さい
ペンネームなし(茨城)
手を合わせるお相手:両親
まだ若いパパとママがニコニコ嬉しそうに私を見つめて抱っこしてくれた。どうやら私は赤ん坊みたい。そんな夢を誕生日に見せてくれるなんて。素敵なプレゼントありがとう。
天(東京都)
手を合わせるお相手:父親
いつでも顔出せるのに
特別な日しか会いにいかず
また、それを会いにいく口実にして
未だに素直になれない娘です
あなたの愛情に素直に向き合えないのは
あの時から変わりません
モニモニ(長崎県)
手を合わせるお相手:祖父
『じいちゃん家から帰りたくない』と幼い私が泣いた時。私の花嫁姿を見た時。
じいちゃん泣いてたね。
私の中の祖父はいつも泣き顔。
でも
思い出すたびに心は温まる。
はらぺこちゃん(北海道)
手を合わせるお相手:祖母
死んだら開けろ、と言ってた箱、まだ開けてないよ。「覚悟はいいか? 竜宮城」なんて書いてたら怖くて開けられないよ。天国からサプライズかい? ねえ、ばあちゃん。
ライム(香川県)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
歳の離れたいとこが産まれて、今まで見たことのない笑顔を見た。少し嫉妬しちゃった。でもいとこはじいちゃんが作った苺の味もエンドウの味も知らない。初孫でよかった。
りんご(岐阜県)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
おばあちゃん、今はスタスタ歩いてる?
風がふと吹いたとき、おばあちゃんだ、って感じるよ。
雨の中のふとした晴れ間、あれもおばあちゃんでしょ。
会いたいよ。会いたいな。
まいまい(東京都)
手を合わせるお相手:長男(29歳にて没)
去年はとんぼ、その前はてふてふ、いつも一人で畑に現れるけど今年はなんだい、かぶとむし?なら角のあるやつがいい、かんこいいじゃない。お母んは畑にいつもいるよ。
セロリ(京都府)
手を合わせるお相手:お父さん
仏壇には、お父さんの好きだったシャインマスカット。
こっそり覗くと、正座をして、りんを鳴らしては、1粒パクリをくり返す息子。
お父さん、可愛い孫に免じてゆるしてね
空色(福島県)
手を合わせるお相手:息子
どうやったらもっと夢で逢えるのかな?
何かコツがあるなら、ヒントをちょうだい。
そっちの都合もあるよね。
でも出来れば、なるべく母さんの夢に出てあげて。
…愛してるよ。
父さん(北海道)
手を合わせるお相手:父親
結婚式の時、お酒が好きな父に響のウイスキーをプレゼント。勿体無くて飲めないって言って、結局最期まで飲めなかった。葬式でやっと開けられたね、美味しかった?
てって(東京都)
手を合わせるお相手:母
お母さんが亡くなった日の帰り道、迷子のお婆さんを交番まで送り届けたけど、あれ絶対お母さんだよね?そのあと、お駄賃かのように千円札拾った。また化けて会いに来てよ。
のりこ(東京都)
手を合わせるお相手:息子
俺が仕事行く時に君は「おいてかないで」「早く帰ってきて」ってよく泣いていたね。一緒に過ごした5年と同じ年月が経ったけど「待たせててごめんな。必ず迎えに行くから」
はまやん(埼玉県)
手を合わせるお相手:夫
あれから22年、小さかった子達もそれぞれ親になりましたよ。私も頑張ったでしょ。私がそっちに行ったときにはまた見つけてくださいね。そして誉めてくださいね。
LALACHAN(東京都)
手を合わせるお相手:貴方
今年も桜がきれいに咲きました。若い頃に山から運んで植えたのだと、貴方は何度も話して聞かせてくれましたね。貴方は上から、私は下から同じ桜をこれからは見ましょうね。
やすよ(兵庫県)
手を合わせるお相手:19歳と17歳の息子
そちらでは2人で何してるの。きっと妹2人にいたずらして笑ってるかな。いつも笑っていてね。母はいつだって貴方達が心配です。母は貴方達の笑顔を見てようやく笑えるよ。
四宝(東京都)
手を合わせるお相手:父
「俺を愛しているか?」

旅立つ数日前、尋ねたね
「愛」という言葉に驚き、照れてしまい「大好きだよ」と誤魔化してしまったの
ごめんなさい
本当の答えは、

「愛しています。」
かじこ(長崎県)
手を合わせるお相手:父親
お父さんが旅立った時に4歳だった娘が社会人になりました。
赴任先は、お父さんの出身地の群馬県です。この前名刺をもらい、ジーンと来ました。見守ってあげてくださいね。
緑川 守(千葉県)
手を合わせるお相手:中学生の一人息子
突然雨、洗濯物!!仕事中休みで家にいる息子の携帯へ伝言。「入れてくれるかな?」既読なし。しょうがないなぁー。帰ると全部取り込み完了。うれしいな。でも既読は翌日。
もんち(広島県)
手を合わせるお相手:母親
娘が今月結婚したんだよ。昨日、小さい時の写真を見てたら、抱き合って楽しそうに二人で笑う娘とあなたの写真が出てきて、思わず涙が出ちゃった。結婚式で使うね。
ななばん(北海道)
手を合わせるお相手:義母
お母さんの左手薬指にくい込むほどはまっていた結婚指輪は、お父さんとの結婚生活の深さを感じました。二人三脚で素敵なご夫婦でした。あの時、お父さん、男泣きでしたよ。
りんごさん(千葉県)
手を合わせるお相手:妻
僕もあなたも好きだったモンブラン。今じゃ寂しくなってしまうから食べられません。食欲の秋なのに。
よし(千葉県)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
「栄ちゃん、大きくなったなぁ。」私は知子だけれど、笑って頷く。栄ちゃんは、私の母だけれど、じいちゃんが喜んで話してくれるから、私は最後に栄ちゃんになる。
感謝さん(岐阜県)
手を合わせるお相手:夫
香る煙に日々、君想う。もう六年、まだ六年。会いたいなあ、会えたらいいな、もう会えない。金婚式、一人で祝いました。いいえ、二人でね。いつも側で、ありがとう。
ペンネームなし(三重)
手を合わせるお相手:夫
昨日の大きな虹、あれはあなたですね?私を励ましてくれたのですね?嬉しくて涙が出たよ。雲も月もみんなあなただと気付きました。いつも一緒にいてくれたんだねありがとう
ペンネームなし(埼玉)
手を合わせるお相手:先月亡くなった母へ
父さんに逢えたかい? 20年も経っているから見つけて貰えるか心配だったけど、旅立った時の母さんは少女のように可愛い顔をしていたから、今頃手を繋いで歩いてるね!
うに(北海道)
手を合わせるお相手:父
まだ10カ月だった私の娘、あれから5歳になり天国にいるおじいちゃんに手紙を書くようになりましたよ。届いていますか?
Ery(福岡県)
手を合わせるお相手:義母
お母さんと呼べずに、ごめんなさい。
もう少し待っててくれたら、呼べたんだよ。
だって、心の中ではいつも呼んでたから。
父と再婚してくれてありがとう。
お母さん。
美月(神奈川県)
手を合わせるお相手:祖父
高校を卒業と同時に飛び出すように遠方に就職。そして更に離れた地に嫁ぐ時「空はつながっているし電話もあるから」と笑顔で手を振ってくれた。空は心もつながっている。
さくらんぼ(三重県)
手を合わせるお相手:祖父
天国に行く時、「怖がらない程度に何かあったらお知らせする、絶対守るからね」って約束してくれたね。亡くなって20年、どれだけ守られてると感じたことか。逢いたいよ。
こまき。(愛知県)
手を合わせるお相手:娘へ
そちらは、おかわりございませんか?もう、20歳もすぎて、ご結婚されていると思います。たまには、夢にでも出てきてください。あなたを忘れた日はありません。
あけみ(愛媛県)
手を合わせるお相手:母
口数の少ない母でした
はにかんだように笑う、その笑顔が大好きでした
84歳で天国の橋を渡ってしまいましたが
言葉に出来ない位沢山の幸福を貰いました
貴方の娘で良かった。
みっちゃん(栃木県)
手を合わせるお相手:父親
父ちゃんが遺した日記帳を見たら、毎日
俺の帰宅時刻が書いてあった。雪道や残業で遅くなる俺を心配してくれていたんだ。てっきり白河夜船だと思っていたのに、悪かったね。
雪ボタル(新潟県)
手を合わせるお相手:母親
もっとたくさん知りたかった。好きな歌。好きな色。大好きな花の名前。今年も咲いてるあの花は、何て名前なんだろう。もっと話したかったな、お母さん。
こうぺん(青森県)
手を合わせるお相手:義父
お父さんが大事にしてたハイビスカス毎年冬になると枯れ何故か亡くなった8月になると真っ赤に咲き誇ります。お父さんが帰って来たようで毎年楽しみです。妻も喜んでます。
これでヨシト(宮城県)
手を合わせるお相手:息子
ごうちゃんとあえなくなって2年
小さい子をみるたび泣いていたけど
ごうちゃんに今年、弟ができたよ
ママもそろそろ強くならなくちゃね
ごうちゃんママ(北海道)
手を合わせるお相手:会社の同僚
おはよう。
いつも私より先に来ていた隣の席の同僚。今日はお休みなんだね。明日もお休みなのかな。ずっとお休みしているだけだと思いたいよ。
よなまー(東京都)
手を合わせるお相手:お母ちゃん
6月、宅配が届く。娘の浴衣だった。差出人は、秋に突然亡くなった母の名前だった。次の夏祭りを見据えて仕立てたものらしい。
最期までかっこいいね、お母ちゃんは。
ミユママ(広島県)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
昨日、命日だったね。下の子がね、おばあちゃんいなかったら、デンちゃんいなくて、デンちゃんいなかったら、おかあさんいないから、ありがとう。って、手を合わせたよ。
ねおんてとら(東京都)
手を合わせるお相手:祖母
ばあちゃんが住んでいた町
二人でいつも歩いた道が、ふと
頭に浮かんでくるんだ。
だからね、思い切って行ってきたよ。
ばあちゃん…やっぱり寂しいね
会えないもんね。
幼少期の原風景(北海道)
手を合わせるお相手:母
お母さん
いっぱいごめんね
いっぱいありがとう
いっぱい大好き
あなたの娘に生まれて
本当に
いっぱい幸せ
お父さんとゆっくりしてるかな
いっぱい満喫してからいくから
待っててね
ふーちゃん(大阪府)
手を合わせるお相手:父
お父さんの乗っていた船を、あなたが仕込んだ孫が乗っています。捕った魚介を「じいちゃんに見せてくる。」だって。大物になったでしょ。
永遠子(愛媛県)
手を合わせるお相手:母
出掛ける時
「ハンカチ持った?」「雨降りそうだから傘持って」「忘れ物ない?」
二言三言必ず言ってくる母。
今なら分かるよ、あの言葉一つ一つが愛情だった事を。
ゆきりんご(三重県)
手を合わせるお相手:弟
思春期真っ只中だった弟。サッカーだけは真面目に取り組んでいた。どうしてと聞くと「後悔したくないから」と。お姉ちゃんは貴方の言葉を胸に、患者さんと向き合ってます。
まーちゃん(熊本県)
手を合わせるお相手:母親
貴女が逝ってから 後に続くように妹達が逝きました。そちらの世界の方が姉妹が多くなったからきっと賑やかでしょうね。そらを見ると皆で昔と変わらず笑っている気がします
夢一夜(茨城県)
手を合わせるお相手:旦那
あなたがお空へ飛び立って私も貴方と同じ
83歳になりました。体も悪くなり毎朝手を合わせるたびにお空のことを考えます。まだもう少し先になりそうですが会いたいです。
あいちゃん(熊本県)
手を合わせるお相手:パパ
ねぇ、来年で10年経つよ。
向いてないと言われた看護師にもなったよ。
看護を認めてくれた人いるんだよ。
絶対自慢できる娘になるから。
それまで見守っててね!!
次女(東京都)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
トボトボと朝。学校に通う坂道で、おばあちゃんずっと、手を振ってくれたね。お父さんもお母さんも、仕事でいなかったけど、とっても、とっても嬉しかった。ありがとう。
キーちゃん(東京都)
手を合わせるお相手:父親
子供の頃
「お父さんがむいたらミカンがぬるくなる」
って文句つけてた。
いつも白い筋全部取ってくれるから。

この間8歳の息子が
「そんなにむかんでも僕食べれるで」って。
ふじっこ(奈良県)
手を合わせるお相手:じいちゃん
じいちゃんの病室に駆けつけたとき、
私を見て流した涙、強く握ってくれた手、
いまでも覚えてるよ。
じいちゃんのような愛をくれる人に、やっと出会えたよ。
もう安心してね。
ぱん太郎(東京都)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
戦争に行って帰って来たおじいちゃんを、橋の上で見かけ、駆け寄ったおばあちゃんの話を、幼い私に何度も聞かせてくれたね。平和でありますようにと願う姿、私は忘れない。
happy(千葉県)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
お花沢山嬉しいねぇ、凄くいい匂いだねぇ、でもどんぐりもぼく好きなんだ、どんぐりも置いておくね、帽子被っているからおばあちゃんも好きだと思うんだぁ。と笑顔の息子。
七瀬 椋(神奈川県)
手を合わせるお相手:主人
息子に彼女が出来たよ。あなたがいつもみかんを持ち込んでた運送屋に可愛い子がいて。お父さんがくれた縁よね。って息子と話してる。いい縁でありますように。見守ってね、
みゆきっこ(愛媛県)
手を合わせるお相手:夫
高校三年で同級生の私にプロポーズ。自分の二十一の誕生日に結婚。二十二で父親。七十一で金婚式。その二ヶ月後に急逝。そう、あんたのやる事の全てが早かったよ。
いないいない婆(石川)
手を合わせるお相手:愛猫
色んな素材を触る度思い出す。あー、この毛並みは耳の後ろの毛並みに似てる、あー、このぬいぐるみはおなかの毛並み、未だに忘れてない大好きだったにゃんすけの温かい感触
えっちゃん(愛知県)
手を合わせるお相手:飼い犬
部屋の奥を掃除してたら短いふわふわの毛を見つけたよ。また会えたねありがとう。
らんらん(山口県)
手を合わせるお相手:飼い犬
君より元気な子。
君より臆病な子。
君よりおバカな子。
どの子を見ても、君と比べてしまいます。
でも心配しないでね。
君より可愛くて大好きな子はいませんよ。
かなこ(東京都)
手を合わせるお相手:飼い犬
衣替えでセーターを出したら、あなたの少し硬いしっかり茶色の毛が1っ本出てきた。今でもあの時と変わらず静かにそばにいてくれてるんだよね。そっと写真の裏にしまった。
うたこ(愛知県)
手を合わせるお相手:お父さん
お父さんがとても可愛がっていた幼かった娘、眉毛がお父さんにそっくり。じいじとお揃いと大事にしてたけど、いざ思春期、剃りたい!と叫びました。温かく見守ってね。
スージー(長崎県)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
ばあちゃんも90を超えました。
会うたび惚気けてます。心から愛した人はじいちゃんだけなんだって。大好きなんだって。会いたいって。
二人がずっと私の理想の夫婦です。
まるちゃん(東京都)
手を合わせるお相手:お父さん
いつも仕事に追われていたお父さん、僕はお父さんの背中を見て同じ道を進んでいる。手をつないで幼稚園に連れて行ってくれたことが、なぜか今も色鮮やかに思い出されるよ。
秋谷 進(神奈川県)
手を合わせるお相手:祖父
小さいころから私の写真をたくさん撮ってくれていたから、アルバムを見る度に笑顔でこっちにカメラを向けているおじいちゃんの姿を思い出すよ。素敵な思い出をありがとう。
きなこ(神奈川県)
手を合わせるお相手:母親
「ごめんな」
父は単身赴任。
私は嫁いで育児に追われる日々。
あなたは毎日のように電話をくれるが
「今、忙しい」と切る私。
寂しかったよな?
今頃気づいたよ。
とも(愛媛県)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
おばあちゃん
私の孫は、勉強が好きで可愛くて自慢なんだって
病院でたくさんの人にそう話していたって聞きました
これからもっと自慢の孫になるから
お空で見守っていてね
りょうこ(東京都)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
「ばあちゃんは味方だからね」臆病でいじめられっ子だった私は、誰にも悩みを言えずにいた。でもばあちゃんの前では泣けた。もう会えないけど、ばあちゃん、私もだからね。
ぴち(北海道)
手を合わせるお相手:父
最期に言ったよね、お前が頼りだ母さん頼むって。最近聞いたよ、弟も言われたって。いつまでも膝の上の可愛い僕達だったんだね。母さん愛してたんだね。ありがとう父さん。
あなたの膝の上の息子(神奈川県)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
手を合わせると、浮かぶあの笑顔、「よく来たな、待ってたぞ。」いつも、そんなふうに迎えられるから、私は胸がいっぱいで、「うん。」しか言えないんだよ。
まり(静岡県)
手を合わせるお相手:母
「涙はダメ、笑って」母が私に遺した最後の言葉だった。
仲の良い親子ではなかったけど、今は笑顔だけが残っている。
お母さん、笑顔一杯の人生を送るからね。見ていてね。
はにちゃん(東京都)
手を合わせるお相手:父
良い事を報告すると父の口元は笑っている。悩み事があるのを隠していると父は不満げな顔をしている。
お線香の香に包まれながらいつも遺影の顔色を伺ってます。
みそかわうそ(福島県)
手を合わせるお相手:急逝した同級生
時々、わりとよく思い出すよ。
いつも当たり前に会えた時代。
冗談混じりで大事なことを話した事。
悔しい顔。大満足の顔。
出会えたから嬉しかった。
まだ会いに行かないでな。
緑のコナ(三重県)
手を合わせるお相手:父親
年に一度、元旦に二人で酒を飲むのが楽しみでした。後のことは頼むぞと言われた時は、一人前と認められた気がして本当に嬉しかったよ。またいつか、そっちで飲もうね。
月見風(佐賀県)
手を合わせるお相手:共同経営をした親友
鰻にする? 牛肉にする?
還暦過ぎからの、月に一度の二人だけの食事会
古希になる前に終わってしまったね。
食べも談義、もっとしたかった。
再会したら、続きを、また。
食いしん坊(東京都)
手を合わせるお相手:夫
「お前頑張れよ、いつも見ているからな」
この励ましに「頑張っているじゃん」と返す私。
あれから幾年もたち穏やかな今、お父さんありがとう。
頑張るからね。
みちばあば(静岡県)
手を合わせるお相手:心の友
あれから三十年
おれは、はげて、太って、見る影もないよ
おまえは、年とらないんだっけ?
いいなあ
もしかして、若い子にモテモテ?
たまには、連絡してもいいんだぜ
夢で会おう
北斗星(埼玉県)
手を合わせるお相手:母
「元気に産まれてくればいいよ」そう言いながら、孫の顔も見れず逝ってしまったけど、生まれてきた我が子の爪がお母さんと同じ形。思わず「おかえり」って言っちゃったよ
ゆうママ(神奈川県)
手を合わせるお相手:夫
コロナで不要不急の外出自粛、訪ねてくれる人もなく話すのは貴方だけです。共に暮らして六十年。こんなにお喋りしたことはなかったね。少しだけお仏壇から出て来てよ。
あーさん(大阪)
手を合わせるお相手:お父さん
結婚式で私の手を取ってくれた時、次は病院でお父さんの手に触れた時思ったんだ。私は大事にしてもらったと。近くに来たら又たばこの匂いで知らせてね。
ノンちゃん(福岡県)
手を合わせるお相手:飼い猫
外に出してたいら他に2軒も別宅設けて
いなくなる当日
世話になった家にちゃんと顔だして
さよならの挨拶してさ

今時死んだ姿見せない様にいなくなるなんて

寂しい事しないでよ
もぺ(埼玉県)
手を合わせるお相手:愛猫
手招きしても来ないのに、おやつ見せると走ってくる。食うことしか頭にない猫だと呆れていたけど、今でもおやつを見ると思ってしまう。「おやつあげるから、こっちおいで」
みあけ(東京都)
手を合わせるお相手:飼い犬(癌で病死)
まゆ。去年お前が天国に行って、七歳の子は数日間泣きじゃくったよ。初めて「死」を学んだ。あれから「将来、獣医になって病気を治す」って。尊い命の授業をありがとう。
しずしん(岐阜県)
手を合わせるお相手:母
ママの笑顔が大好きでした。でも、沢山の楽しい想い出よりも最期のあなたの苦しそうな姿が目に焼き付いて、ずっと辛かった。ようやく少し前向きになれたよ。頑張るからね。
ダリア(東京都)
手を合わせるお相手:祖父
手を合わせ、瞳を閉じる。思い出すのは煙草と酒の混じったにおい。外仕事でボロボロになった指先。やかましいわらす共だ、とちょっぴり嬉しそうに笑うくしゃくしゃの笑顔。
まっちゃ(宮城県)
手を合わせるお相手:高2時担任すなおさん
お見舞いの手紙の返事に書いてくれてた
「ぐわんばらんといかんどぉ。」
もう30年。
私、すなおさんの歳を10も越したよ。
「まだまだ〜ぐわんばらんといかんどぉ。」かな。
かのんまる(大阪府)
手を合わせるお相手:21で亡くなった姪
最近「終活」なんて言うけどさ、全部やりっぱなしもいいよね。若くして全部やりかけで逝っちゃった貴方、志を持ってキラキラしてた。私も真似して、全部途中で逝くつもり。
みいちゃん(東京都)
手を合わせるお相手:父親
本当に今までありがとう。いつでも会いに来て下さいね。怖がったりしませんから。あ、でも急に立ってるのは さすがに心臓に悪いので 何か良い登場の仕方でお願いします。
象さんポット(神奈川県)
手を合わせるお相手:祖父母
幼い頃「きたよー」祖父母の家の玄関でいそいそと靴を脱ぎながら。
そして今は「きたよー」と実家にあるお仏壇の前でお線香に灯をつけながら。
「よくきたねー」が聞こえる。
はるか(福岡県)
手を合わせるお相手:父
母さんがそっちに行ったよ。父さんが逝ってから、母さん頑張ったよ。12年も。92歳だよ。「お前よく頑張ったなあ」と笑顔で迎えてよ。もう僕は、いたわれないんだから。
しろ(徳島県)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
12月29日。私とおじいちゃんの誕生日。毎年誕生日になると電話で「おめでとう」と言い合ったね。小さかった私も今年で20歳になります。今年も空から沢山祝ってね。
おもちさん(宮崎県)
手を合わせるお相手:夫
ああ肩が痛い。夕飯どうしよう。冷蔵庫に残りものあったっけ。ひとり言じゃないわよ。だってあなたがそこにいるんだから。
とみこ(埼玉県)
手を合わせるお相手:幼馴染
毎年変わらぬ笑顔を見せてくれてありがとう。
俺だけ老けていって面白いだろ 笑
また会おうな、命日に。
こんぺい(千葉県)
手を合わせるお相手:飼い犬
家を掃除したらいつもひょっこり出てきたあなたのフサフサの毛。もう出て来なくなっちゃった。寂しいけど前を向かなきゃね。一緒に暮らしてくれてありがとう!
ナナイロみかん(和歌山県)
手を合わせるお相手:飼い猫
帰宅するといつも 玄関で待っていてくれた君 今は帰宅すると 玄関には誰も居ない その代わりに寝室に2つのしっぽ 君とは違って 薄情者です また家においでね
猫様の下僕(神奈川県)
手を合わせるお相手:飼い猫のシロ
家では仕事の話をしないのが自慢だったが、お前には仕事の愚痴を言っていた。それでも優しく指を舐めてくれて、無事定年を迎えたらお前が亡くなった。18年間ありがとう。
シロ(福島県)
審査風景タイトル
審査員01審査員02

湯川 れい子/音楽評論家・作詞家

よい作品が多く集まったと思います。重い言葉もあったけれど、大賞、審査員特別賞候補を5作品に絞った結果、手を合わせる相手が「おじいちゃん」「おばあちゃん」「父親」「夫」「長男」と、重複することがなく、バランスの取れたよい作品が多かったのだなあと実感しました。コロナ禍で在宅の時間も長く、熟考していただいたのだろうと思います。

郡司 麻里子/クロワッサン編集長

若い方の応募が想像以上に多くて驚きました。きちんとお仏壇に手を合わせている若い世代、頼もしい限りです。応募されたみなさんの気持ちに触れるだけでこちらまで様々な愛情を受け取った気分に。家族はいちばん近い間柄だけに、生きているといがみ合ったりすれ違ったりもするけれど、亡くなった後にこのような温かみのある関係性を築けるのなら、死ぬのも少しは怖くなくなるかも、と思いました。

若林 剛之/SOU・SOU プロデューサー

心ゆさぶられる作品が多くありました。何気ない日常の1コマが描かれていてリアリティがあり、とてもよかったと思います。愛する人、ペットが亡くなるというのは本当に苦しいことだなと当たり前のことを考えさせられました。だからこそ伝えるなら「生きているうちに」ということですね。今年も審査に参加させていただき、感謝の思いです。

木村 光希/株式会社おくりびとアカデミー 代表取締役

亡き人との思い出や言葉を糧に、今を懸命に生きる方々の作品に胸を打たれました。日々の行動や発言で、自分が去った後、残された人の人生が大きく変わることがあるので、改めて自分も気をつけようとも思いました。また今はコロナ禍でお別れの形も変化しています。お見送りに思いを残す人たちの作品がいずれ寄せられるかもしれません。どこにもぶつけられない気持ちを癒やせる場になることを心から願います。

谷川 花子/カメヤマ株式会社 代表取締役会長兼CEO

今年も心を打つ感動的な作品が出揃いました。大切な方が亡くなって思い出すことは、死の間際の印象的なシーンと幸せだった何気ない日常。2人で分かち合った様々なことが「愛」として残るのだと思いました。そんな宝石のようにキラリと光る愛のお裾分けを今後も広げていきたいと切に願っています。そして区切りのいいところで歴代の作品を小冊子にまとめ、多くの方に読んでいただきたいですね。
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