カメヤマ「あの人との、ひとり言」コンクール

カメヤマ「あの人との、ひとり言」コンクール
手を合わせると、言葉が出てくる。
応募総数
受賞作品決定!
手を合わせると、言葉が出てくる。

カメヤマ「あの人との、ひとり言」コンクール

カメヤマ「あの人との、ひとり言」コンクール
応募総数
受賞作品決定!
【第10回(2025年)応募総数1,957点】

第10回の節目に、大変多くのご応募をいただき心より感謝申し上げます。

今回より140文字に枠が広がったことで、情景がより鮮明に浮かび、
その想いに胸を打たれ、何度も涙した審査となりました。

それぞれ悲しみの中にある温かい絆や前を向く意志がリアルに描かれ、
深く心を揺さぶる作品ばかりでした。

皆様の大切な言葉を届けてくださり、本当にありがとうございました。

また今回は第10回のコンクール開催を記念して、

審査員お二人が特に心を揺さぶられた作品にも特別賞を授与させていただきました。

大賞
賞金5万円

・副賞:カメヤマ商品

大賞 ひとり言

【審査員コメント】

一行目から世界観に引き込まれ、会うことができなかった子へ語りかける想いの深さに息をのみました。もし生きていたらと描かれる未来と、すでに過ぎてしまった時間が重なり合い、何度読み返しても胸の奥がきゅっと締めつけられます。振袖という具体的な場面が人生の節目を静かに照らし、二十年という年月がさらりと置かれることで、作者やすべえさんが歩んできた長い時間が一瞬で浮かび上がる。その情景は読後も消えず、心の中に長く残りました。静かに、けれど確かに胸を打つ一編でした。(木村)

親が愛情をもって呼ぶ子の「呼び名」は、幼少期から子が成長しても変わらなかったりするものですよね。きっとやすべえさんも二十歳を過ぎて立派に成長した娘さんに、変わらず愛情をたっぷりこめて「ななちゃん」と呼んでいたんだろうと想像しました。とても切ないですが、母としての愛情を感じられるよい作品です。(谷川)

【カメヤマコメント】

作者やすべえさんのお腹に、確かに宿った命。そこには親子という絆が芽生え、母としての自覚も生まれる。たとえこの世で会えなかったとしても、お二人は母娘であり、見えない魂の結びつきは消えない。立派に成人した娘さんが「ななちゃん」とやさしく呼ぶ母の声をどこかで聞いているような気がします。
審査員特別賞
賞金2万円

・副賞:カメヤマ商品

審査員特別賞 ひとり言

【審査員コメント】

「全部が鮮明に思い出されて、胸が締め付けられる。」という言葉にとてもリアリティを感じました。シンプルにストレートに「本当に会いたい」という気持ちが強く伝わって来ました。(若林)

冒頭の『なあ、』という語り口に、いきなり心を掴まれました。触れた手の温もりの記憶や、妻がいない世界の空白が行間からあふれてくるようで、読み進めるほど胸が苦しくなります。抑えきれない想いをそのまま差し出したような語りが、ひとりごととしての切実さを際立たせ、読む側の感情まで揺さぶられました。痛みごと抱きしめるような一文一文が、読み終えたあとも心の奥に残り続けました。(木村)

【カメヤマコメント】

まだお若いご夫婦に訪れた無情な出来事。奥様と過ごした日々がまだ鮮明にすぐそばにあることで、離れてしまった苦しみが作者であるわささんにつきつけられます。愛する人の温もりがこんなにも自分を支えていてくれていた、という事実。ただただ会いたいと願うまっすぐな愛の叫びが、読む人にダイレクトに伝わる作品。
ペット賞
賞金2万円

・副賞:カメヤマ商品

ペット賞 ひとり言

【審査員コメント】

我が子に向ける愛情の様に、飼い猫への想いが伝わって来ます。「布団を少しめくっておく」という思いやりに心を打たれます。(若林)

最期の一ヶ月半を共に過ごした時間の濃さを、思わず想像してしまいました。腕枕、布団をめくる音、駆け寄ってくる足音、細やかな描写が重なり、読んでいるこちらの記憶まで呼び起こされるようです。生活の延長線で別れを描いているからこそ、読むほどに胸の奥が熱くなりました。(木村)

人間と猫を超えた愛情のやりとりに心が温かくなりました。きっとお盆には走ってタタタタとなぎさんのもとに走って帰ってくるのでしょうね。(谷川)

【カメヤマコメント】

猫は自分の死期を悟っているといいます。その最期の一カ月半は、本当に意識的にくっついて一緒に寝ていたのでしょうね。今までの感謝をこめつつ、大好きだよをたくさん伝えるために、ピトッとくっついていたのでしょうね。そしてこっそりと布団の中に、今も入ってきているような気がしました。
SOU・SOU 若林 剛之賞
カメヤマ商品&SOU・SOU商品
SOU・SOU 若林 剛之賞 ひとり言

【コメント】

悲しい気持ちになる作品が多い中、お父様の匂いにフォーカスを当てたところが、読んでいて少し暖かい気持ちになりました。僕も父の遺品のパジャマを着用しているので、気持ちが分かる気がします。(若林)

【若林 剛之(わかばやし たけし)/SOU・SOU代表、プロデューサー】

若林 剛之 Y.トート B4/SO-SU-U 鼠色
写真右:若林 剛之賞 Y.トート B4/SO-SU-U 鼠色
日本の四季や風情をポップに表現したテキスタイルデザインを製作する京都のブランド。
『新しい日本文化の創造』をコンセプトに、伝統的な素材や技法を積極的に用いながらも、現代のライフスタイルに寄り添うものづくりを展開。
おくりびとアカデミー 木村 光希賞
カメヤマ商品&オリジナルグッズ
おくりびとアカデミー 木村 光希賞 ひとり言

【コメント】

ひらがなや習ったばかりの漢字の選び方に、読みながら胸がぎゅっとなりました。難しい言葉を使わず、七歳のゆうやくんに届くような表現で綴られているからこそ、お母様の愛情と祈るような想いがまっすぐ伝わってきます。「ままがんばるよ」と自分に言い聞かせるような一文が添えられていることで、悲しみの中に前へ進もうとする意志が見えました。生身の声としても、ひとつの手紙としても心に響き、読後も深い余韻が残る力強い一編だと感じます。(木村)

【木村光希(きむら こうき)/納棺士】

木村 光希
おくりびと®のお葬式・おくりびとアカデミーの代表。
映画『ほどなく、お別れです』にて葬儀監修や目黒蓮さんの納棺師所作指導を行う。
第2回より審査員に参加いただく。
大 賞
賞金5万円 

カメヤマ商品

大賞 ひとり言

【審査員コメント】

一行目から世界観に引き込まれ、会うことができなかった子へ語りかける想いの深さに息をのみました。もし生きていたらと描かれる未来と、すでに過ぎてしまった時間が重なり合い、何度読み返しても胸の奥がきゅっと締めつけられます。振袖という具体的な場面が人生の節目を静かに照らし、二十年という年月がさらりと置かれることで、作者やすべえさんが歩んできた長い時間が一瞬で浮かび上がる。その情景は読後も消えず、心の中に長く残りました。静かに、けれど確かに胸を打つ一編でした。(木村)

親が愛情をもって呼ぶ子の「呼び名」は、幼少期から子が成長しても変わらなかったりするものですよね。きっとやすべえさんも二十歳を過ぎて立派に成長した娘さんに、変わらず愛情をたっぷりこめて「ななちゃん」と呼んでいたんだろうと想像しました。とても切ないですが、母としての愛情を感じられるよい作品です。(谷川)

【カメヤマコメント】

作者やすべえさんのお腹に、確かに宿った命。そこには親子という絆が芽生え、母としての自覚も生まれる。たとえこの世で会えなかったとしても、お二人は母娘であり、見えない魂の結びつきは消えない。立派に成人した娘さんが「ななちゃん」とやさしく呼ぶ母の声をどこかで聞いているような気がします。
審査員特別賞
賞金2万円 

カメヤマ商品

審査員特別賞 ひとり言

【審査員コメント】

「全部が鮮明に思い出されて、胸が締め付けられる。」という言葉にとてもリアリティを感じました。シンプルにストレートに「本当に会いたい」という気持ちが強く伝わって来ました。(若林)

冒頭の『なあ、』という語り口に、いきなり心を掴まれました。触れた手の温もりの記憶や、妻がいない世界の空白が行間からあふれてくるようで、読み進めるほど胸が苦しくなります。抑えきれない想いをそのまま差し出したような語りが、ひとりごととしての切実さを際立たせ、読む側の感情まで揺さぶられました。痛みごと抱きしめるような一文一文が、読み終えたあとも心の奥に残り続けました。(木村)

【カメヤマコメント】

まだお若いご夫婦に訪れた無情な出来事。奥様と過ごした日々がまだ鮮明にすぐそばにあることで、離れてしまった苦しみが作者であるわささんにつきつけられます。愛する人の温もりがこんなにも自分を支えていてくれていた、という事実。ただただ会いたいと願うまっすぐな愛の叫びが、読む人にダイレクトに伝わる作品。
ペット賞
賞金2万円 

カメヤマ商品

ペット賞 ひとり言

【審査員コメント】

我が子に向ける愛情の様に、飼い猫への想いが伝わって来ます。「布団を少しめくっておく」という思いやりに心を打たれます。(若林)

最期の一ヶ月半を共に過ごした時間の濃さを、思わず想像してしまいました。腕枕、布団をめくる音、駆け寄ってくる足音、細やかな描写が重なり、読んでいるこちらの記憶まで呼び起こされるようです。生活の延長線で別れを描いているからこそ、読むほどに胸の奥が熱くなりました。(木村)

人間と猫を超えた愛情のやりとりに心が温かくなりました。きっとお盆には走ってタタタタとなぎさんのもとに走って帰ってくるのでしょうね。(谷川)

【カメヤマコメント】

猫は自分の死期を悟っているといいます。その最期の一カ月半は、本当に意識的にくっついて一緒に寝ていたのでしょうね。今までの感謝をこめつつ、大好きだよをたくさん伝えるために、ピトッとくっついていたのでしょうね。そしてこっそりと布団の中に、今も入ってきているような気がしました。
SOU・SOU
若林 剛之賞
カメヤマ商品&SOU・SOU商品
SOU・SOU 若林 剛之賞 ひとり言

【コメント】

悲しい気持ちになる作品が多い中、お父様の匂いにフォーカスを当てたところが、読んでいて少し暖かい気持ちになりました。僕も父の遺品のパジャマを着用しているので、気持ちが分かる気がします。(若林)

【若林 剛之(わかばやし たけし)/SOU・SOU代表、プロデューサー】

日本の四季や風情をポップに表現したテキスタイルデザインを製作する京都のブランド。
『新しい日本文化の創造』をコンセプトに、伝統的な素材や技法を積極的に用いながらも、現代のライフスタイルに寄り添うものづくりを展開。
画像1の説明 画像2の説明
写真右:若林 剛之賞 Y.トート B4/SO-SU-U 鼠色
おくりびとアカデミー
木村 光希賞
カメヤマ商品&オリジナルグッズ
おくりびとアカデミー 木村 光希賞 ひとり言

【コメント】

ひらがなや習ったばかりの漢字の選び方に、読みながら胸がぎゅっとなりました。難しい言葉を使わず、七歳のゆうやくんに届くような表現で綴られているからこそ、お母様の愛情と祈るような想いがまっすぐ伝わってきます。「ままがんばるよ」と自分に言い聞かせるような一文が添えられていることで、悲しみの中に前へ進もうとする意志が見えました。生身の声としても、ひとつの手紙としても心に響き、読後も深い余韻が残る力強い一編だと感じます。(木村)

【木村光希(きむら こうき)/納棺士】

おくりびと®のお葬式・おくりびとアカデミーの代表。
映画『ほどなく、お別れです』にて葬儀監修や目黒蓮さんの納棺師所作指導を行う。
第2回より審査員に参加いただく。
画像1の説明
VJAギフトカード 5,000円 ・副賞:カメヤマ商品
カメヤマ賞01
手を合わせるお相手:夫
雨の日はあなた、あの長椅子に腰掛けて眼鏡をちょっとずらして気難しそうな顔して本を読んでたわね。今日はしとしと雨…。あなたの本と長椅子、借りるわよ。私も気難しい顔して読むの。お前も一緒だなぁって、そんな姿見て笑ってちょうだい。
まるん(愛知)

【カメヤマコメント】

雨の日の休日は決まって長椅子で本を読んでいた旦那様。何気ない日常のワンシーンですが、まるんさんはそんなご主人の姿を思い出し、あの頃の旦那様の目線に立って、雨の日に同じ場所で自分も本を読んでみようと思い立った。その心の動きの背景を考えると、長年共に暮らしたご夫婦にしか分からない「間」が垣間見れるようです。
手を合わせるお相手:妻
今日おまえのへそくり出てきたぞ。あんたのイスの座布団の中。危うく洗濯するとこだった。美沙が気づいて良かったよ。家中にあるあんたの面影には泣かされるし笑わされるよ。へそくり使うぞ?あんたの好きだった花、なんだったかな。間違っても怒るなよ。
まるじじ(愛知)

【カメヤマコメント】

奥様が使っていたイスの座布団の中から発見されたまさかの<へそくり>。家の中のあらゆるところに奥様が生きていた証が点在していて、そのたびに家族で笑い、そして泣いている。家族の中心にいてほがらかに笑っていたその姿が伝わってきます。まるじじさんのぶっきらぼうな言い方にも愛を感じる作品。
手を合わせるお相手:お父さん
お父さん、
お父さん、
お父さん、

亡くなった人を思い出す時は、その人が自分のそばにいる時だって…

時々ふと思い出して、悲しかったり、寂しかったりするけれど、「あっ、今近くにいるんだね」と思って、空を見上げています。
けいこちゃん(神奈川)

【カメヤマコメント】

冒頭の「お父さん」の連呼に、切実に“会いたい”という心からの声が伝わってきて胸に迫るものがありました。亡くなった大切な人を思い出し、いつまでも忘れないということが一番の供養ということを、体現されています。そして、お父様は本当にすぐそばでいつも見守っているんだろうな、と感じました。
手を合わせるお相手:息子
19年たった19年だったけど、君と過ごした19年は母さんにとっては、一生の宝物だよ。泣き虫母さんでごめん。いつか笑顔で再会する時のために生きていくよ!辛くても。再会した時 こんなおばあちゃん知らんと言うなよ!あなたが息子で最高に幸せでした。
ヨシノボリ(愛媛)

【カメヤマコメント】

子どもの成長は本当にあっという間。ヨシノボリさんと息子さんの19年間もあっという間だったのでしょう。けれどその濃密な19年間には、時間では計れない、ましてや言語化して説明するのも難しい、お二人にしか分からないあらゆるものがたくさん詰まっているのでしょう。いつか再会するときに、そのひとつひとつをゆっくり語り合えるときがくるのでしょうね。
手を合わせるお相手:父親
写真館で撮ったというスーツ姿の遺影用の写真
「どうだ、男前だろ。必ずこれを使ってくれ」
自慢げに何度も言ってた…
ホントに男前だよ、柄にもなく優しく笑ってるよ
手を合わせるたびに涙がでるよ
ゆきんこ(神奈川)

【カメヤマコメント】

とても不思議なのですが、この作品を読んでいるとゆきんこさんのお父様の在りし日のお姿がとても鮮明に浮かんでくるのです。とても豪快で豪胆。 厳しさの中に本当のやさしさを持ち、その笑顔に人が寄ってくる。それがすべて物語られた写真だったのでしょうね。目に浮かんできました。
手を合わせるお相手:弟
姉ちゃんは、結局、君と過ごしたこの家で一人暮らしをしています。
アパート探しもしたけれど、やっぱりこの家。
君がいた11年、短過ぎた時間を家族で過ごしたこの家です。
お盆にはみんなの帰りを待っているね。
suikei(神奈川)

【カメヤマコメント】

いろいろな事情があり、ひとりには広すぎるだろう家族で過ごした家にひとり暮らすsuikeiさん。亡き弟さんと過ごした11年という時間は、今の作者にとって生きる道しるべになっていることが伝わってきて、ぐっと胸に迫ります。人生は長さではなく、濃さなのだと思い知らされる作品。
手を合わせるお相手:おじいちゃん
「わしが死んだら写真を一緒にいろんなところに連れて行って欲しい」

そう言い残して亡くなったおじいちゃん
私の旅行好きは両親由来だと思ってたけど
元を辿ればおじいちゃん譲りだったみたい

私にお任せあれ
日本中、いや世界中に連れて行くよ
ちゃこ(徳島)

【カメヤマコメント】

旅好き家族の中で育った作者はきっと幼い頃から、見知らぬ土地を訪れたときに感じるワクワクと家族共通の思い出話の中で育ったのでしょう。そしてその記憶は、家族の絆を強めていたのでしょう。そんな旅好きの血は実はお祖父様から受け継がれていたという家族のストーリーに、心が温かくなる作品。
手を合わせるお相手:おじいさん
「おじいさんの一番の宝物はお前だよ」その言葉は、子どもの私にとって魔法だった。不安な日も、寂しい日も、その一言で世界があたたかくなった。今ならわかるよ。私の宝物も、おじいさん、あなただったんだ。ずっと沢山の愛を注いでくれてありがとう。
さくら(宮城)

【カメヤマコメント】

子どもにとっての世界はとても狭い。生きている小さな世界がすべてで、何か不安なことがあればとたんに心細くなる。そんな中、お祖父様が日常的に作者に言ってくれていた言葉は、何にも代えがたい<魔法>の言葉だったのでしょう。そんな無償の愛を一身に受け、健やかに育った作者のまっすぐな作品。
手を合わせるお相手:母
時々現れる蝶々は、お母さんかな?
「お母さん!」って声をかけると
何回かハミングするようにヒラヒラって
どこかにいってしまうけど。
あの時も暑かったね。病院のベッドで目をつむったままのお別れだったから。言い忘れたことがあるのかと思ってるんだ
香 あおい(東京)

【カメヤマコメント】

亡くなった方の魂は、残された家族のもとに蝶となって現れると聞きます。作者が声をかけたときに<何回かハミングするように>弾んで飛んでいた蝶はきっと何かを伝えたくて戻ってきているお母様なのだと、そう信じさせる作品。
手を合わせるお相手:おばあちゃん
早くにおじいちゃんを亡くしたおばあちゃん。
あっちに行ってもすぐ分かるようにって
お父さんがお別れの時に渡した、名前入りのハンカチは役に立ちましたか?久しぶりにおじいちゃんに会えましたか?おばあちゃん。
ハヤン(京都)

【カメヤマコメント】

早くに伴侶を亡くしたお祖母様のその嘆きと、長年の想いが伝わる作品。きっと愛する人よりも多く年を重ねてしまって、あちらの世界で再会したときに相手がどんな顔をするのか、その前にちゃんと認識してくれるのかが密かに心配で、きっと家族にもその話をしていたのでしょうね。お父様の粋なはからいに胸がきゅんとなります。
手を合わせるお相手:吉子ばあちゃん
ばあちゃん。お葬式の日、帰れんでごめん。本当は駅から動けなかったんよ。死んだばあちゃんを見たくなくて。ずっと一緒に住んでいたのに、たくさんかわいがってもらったのに、けんかもいっぱいしたのに。なのに、だから、足が動かなかったんよ。後悔してる。
みり(茨城)

【カメヤマコメント】

受け入れがたい事実は、そのまま目を背け続けたらひょっとして本当になかったことになるのではないか。万が一、これが事実だとして最後に目にした姿がそのまま脳裏に焼き付いてしまったら、大好きなお祖母様との思い出がすべて上書きされてしまいそうで怖かったのかもしれません。誰が作者を責められようか。後悔はしているけど、本当に足が動かなかった。その事実は、またひとつの「愛」ゆえにほかならないと思わせる作品。
手を合わせるお相手:祖母
醤油は多めにさすところ、ティッシュの2枚使い、目玉焼きにはソース。
ばあちゃんからもらった沢山の癖、いまだに抜けないのよ。
私の中のばあちゃんが、そこかしこに居るんだもん。
あぁ、会いたいなぁ。会いたいね。
ささかま(東京)

【カメヤマコメント】

子どもは大人の背中を見て育ちます。とくに大好きな人の背中を見てスクスクと育つものです。作者がどれだけお祖母様を愛していたのかが分かる作品です。お祖母様もまた、自分に似てくる孫が愛おしくてたまらなかったのでしょう。こうして愛は受け継がれていくのだと、心が温まる作品。
手を合わせるお相手:愛犬・心友
昨日サクラがいつものように布団にもぐりこんで一緒に眠っている夢を見ました。ハッと目が覚めたら涙があふれてポタポタと枕に広がってました。君がいなくても歩いています。心友の君に見せたい空を撮りたくて。君に救われ渡された命のバトン、繋いでいくね。
さくらげ(東京)

【カメヤマコメント】

言葉を交わさずとも相手の心情が手に取る様に分かり、一緒にいれば心がほっとほぐれていくような、安心感が広がる。そんな種族を超えた関係性が見えた作品。想う気持ちは、これからもお空にいるサクラちゃんに伝わっていくのでしょう。
手を合わせるお相手:おばあちゃん
おばあちゃんの遺影の背景、淡くて綺麗なピンク色でしょう?7歳のひ孫が「可愛くしてあげたいから」って選んだんだよ。4歳のひ孫も「見守っててね」と言いながら、いつもおててを合わせてるよ。おばあちゃんを想う姿、届いてるといいな。
ヤコママ(長野)

【カメヤマコメント】

亡くなったお祖母様は、孫、ひ孫にも囲まれて家族みんなに愛されていたのが伝わってくる作品です。<可愛くしてあげたい>というセリフは、本当にひ孫ちゃんがお祖母様のことを大好きだったということが分かり、ほっこりさせられました。天国からにっこりと見守っていてくださるでしょうね。
手を合わせるお相手:妻
娘が寝ぼけて「ママ」って呼んだんだ。
そっと撫でた手から、君の温もりが恋しくて、 胸が締め付けられる
君がいない寂しさも、この子の寝顔がそっと自分を支えてくれる。
清太郎(静岡)

【カメヤマコメント】

愛する人との間に生まれた子とは、命に代えてでも守りたい小さな存在。全力でママを求めたい年頃なのに、それが叶わない現実が目の前にありそれをすぐ側で感じながらも、自身も愛する妻の温もりが恋しくて仕方ない。親子がこの先、この大きな愛をもって互いを支えながら人生を歩んでいく姿が胸を打つ作品。
手を合わせるお相手:父親
久しぶりにツユクサを見かけた。幼いころ、朝露に濡れたその花を摘んで、父が色遊びを教えてくれた。物心が付いてからは喧嘩ばかり。なのに、薄れゆく記憶のなかで、最後まで覚えていてくれたのは私だなんて。お父さん、伝えてくれるの、遅いよ。
ミノムシゴロゴロ(埼玉)

【カメヤマコメント】

作者がまだ幼い頃の記憶の中のお父様と、作者が成長してからのお父様の愛はまったく変わっていない。父として愛する娘に、目の前の事象を一生懸命に伝えようと真摯に向き合っている姿。娘を思えばこそ、余計な一言もつい言ってしまうのは、父親ゆえの不器用さ。お父様はいつだって娘のことを一番に思っていた。それが最後に伝わったことにほっとした、父と娘の愛の作品。
手を合わせるお相手:親友
君が突然いなくなってからもう5年。僕は通夜も墓参りも行かない薄情者や。でもまだ行かないよ。行ったら、この世界で君が同じ空のもと、同じ空気を吸っていないって知ってしまうから。それはまだ解りたくないから。薄情者でごめんなさい。
まさ(京都)

【カメヤマコメント】

親友がもうこの世にいないという事実を、自らを「薄情者」にしながらも受け入れたくないという心情が痛いほど伝わってきました。最後に見た生きている姿を脳裏に刻んでおきたいという気持ちがリアルに描かれている作品。
手を合わせるお相手:主人
亡くなる前日、御店で御酒を呑んでほろ酔い気分の主人は、突然「愛してる」と言ってくれました。
私は照れもあり返事もせず、ハグラカしてしまった事を後悔してます。
だから、毎朝初めに「愛してるよ、大好きだよ」と遺影に声をかけます。聞こえていますか
シャララしゃらら(愛知)

【カメヤマコメント】

はからずも最後になってしまったセリフなのか、最後と分かっていたセリフなのか。いずれにせよ、妻としてこんなに嬉しい言葉はありません。思わず照れてごまかした作者の姿もとても可愛らしく、旦那様としては<私も>という返事がその場ではもらえずとも、愛を伝えることができてほっとしているような気がします。なかなか言えないセリフですが、今では毎日聞けてニコニコ笑っているご主人の顔が浮かびました。
手を合わせるお相手:夫
初盆、ちょっと早めに帰ってきてくれないかな。それに帰らなくて良いからずっと居てもらいたいんだけどな。元気にしてるようにみえるけど、全部隠して見せないようにしてるの、わかってるでしょ?
はは(三重)

【カメヤマコメント】

ご夫婦の仲のよさが伝わってくる日常的な会話として聞こえてきました。作者のははさんの問いかけににっこり笑って受け答えしている旦那様の姿が見えるようです。作者が人には見せない弱音も旦那様の前ではちゃんと出している様子が切ない作品です。
手を合わせるお相手:同僚
今日飲んだワイン、なかなかおいしかったよ。
当然お値段控え目、主婦の私達が気軽に買えるという基準は遵守しております。今度旅先でも探してみるわ。
ただね、おいしいものに出会えば出会う程、なんか寂しさと悲しさがいつもの二倍になっちゃうのよね。
なおこさん(大阪)

【カメヤマコメント】

勤め先の同僚は、なんでも話せる気の置けない友人でもあったのでしょう。いつもふたりでコスパのいい美味しいワインを求めて、情報交換しつつ飲みかわしていたのでしょう。いつものクセで安くて美味しいワインが見つかると、つい心の中で報告してしまうけど、一緒に飲むことはもう叶わず寂しさがつのる。けれど、そう思ってくれているということが、天国にいるご友人はたまらなく嬉しいのだろうなと思わせる作品。
カメヤマ賞03
カメヤマ賞

VJAギフトカード 5,000円
カメヤマ商品

手を合わせるお相手:夫
雨の日はあなた、あの長椅子に腰掛けて眼鏡をちょっとずらして気難しそうな顔して本を読んでたわね。今日はしとしと雨…。あなたの本と長椅子、借りるわよ。私も気難しい顔して読むの。お前も一緒だなぁって、そんな姿見て笑ってちょうだい。
まるん(愛知)
【カメヤマコメント】:雨の日の休日は決まって長椅子で本を読んでいた旦那様。何気ない日常のワンシーンですが、まるんさんはそんなご主人の姿を思い出し、あの頃の旦那様の目線に立って、雨の日に同じ場所で自分も本を読んでみようと思い立った。その心の動きの背景を考えると、長年共に暮らしたご夫婦にしか分からない「間」が垣間見れるようです。
手を合わせるお相手:妻
今日おまえのへそくり出てきたぞ。あんたのイスの座布団の中。危うく洗濯するとこだった。美沙が気づいて良かったよ。家中にあるあんたの面影には泣かされるし笑わされるよ。へそくり使うぞ?あんたの好きだった花、なんだったかな。間違っても怒るなよ。
まるじじ(愛知)
【カメヤマコメント】:奥様が使っていたイスの座布団の中から発見されたまさかの<へそくり>。家の中のあらゆるところに奥様が生きていた証が点在していて、そのたびに家族で笑い、そして泣いている。家族の中心にいてほがらかに笑っていたその姿が伝わってきます。まるじじさんのぶっきらぼうな言い方にも愛を感じる作品。
手を合わせるお相手:お父さん
お父さん、
お父さん、
お父さん、

亡くなった人を思い出す時は、その人が自分のそばにいる時だって…

時々ふと思い出して、悲しかったり、寂しかったりするけれど、「あっ、今近くにいるんだね」と思って、空を見上げています。
けいこちゃん(神奈川)
【カメヤマコメント】:冒頭の「お父さん」の連呼に、切実に“会いたい”という心からの声が伝わってきて胸に迫るものがありました。亡くなった大切な人を思い出し、いつまでも忘れないということが一番の供養ということを、体現されています。そして、お父様は本当にすぐそばでいつも見守っているんだろうな、と感じました。
手を合わせるお相手:息子
19年たった19年だったけど、君と過ごした19年は母さんにとっては、一生の宝物だよ。泣き虫母さんでごめん。いつか笑顔で再会する時のために生きていくよ!辛くても。再会した時 こんなおばあちゃん知らんと言うなよ!あなたが息子で最高に幸せでした。
ヨシノボリ(愛媛)
【カメヤマコメント】:子どもの成長は本当にあっという間。ヨシノボリさんと息子さんの19年間もあっという間だったのでしょう。けれどその濃密な19年間には、時間では計れない、ましてや言語化して説明するのも難しい、お二人にしか分からないあらゆるものがたくさん詰まっているのでしょう。いつか再会するときに、そのひとつひとつをゆっくり語り合えるときがくるのでしょうね。
手を合わせるお相手:父親
写真館で撮ったというスーツ姿の遺影用の写真
「どうだ、男前だろ。必ずこれを使ってくれ」
自慢げに何度も言ってた…
ホントに男前だよ、柄にもなく優しく笑ってるよ
手を合わせるたびに涙がでるよ
ゆきんこ(神奈川)
【カメヤマコメント】:とても不思議なのですが、この作品を読んでいるとゆきんこさんのお父様の在りし日のお姿がとても鮮明に浮かんでくるのです。とても豪快で豪胆。 厳しさの中に本当のやさしさを持ち、その笑顔に人が寄ってくる。それがすべて物語られた写真だったのでしょうね。目に浮かんできました。
手を合わせるお相手:弟
姉ちゃんは、結局、君と過ごしたこの家で一人暮らしをしています。
アパート探しもしたけれど、やっぱりこの家。
君がいた11年、短過ぎた時間を家族で過ごしたこの家です。
お盆にはみんなの帰りを待っているね。
suikei(神奈川)
【カメヤマコメント】:いろいろな事情があり、ひとりには広すぎるだろう家族で過ごした家にひとり暮らすsuikeiさん。亡き弟さんと過ごした11年という時間は、今の作者にとって生きる道しるべになっていることが伝わってきて、ぐっと胸に迫ります。人生は長さではなく、濃さなのだと思い知らされる作品。
手を合わせるお相手:おじいちゃん
「わしが死んだら写真を一緒にいろんなところに連れて行って欲しい」

そう言い残して亡くなったおじいちゃん
私の旅行好きは両親由来だと思ってたけど
元を辿ればおじいちゃん譲りだったみたい

私にお任せあれ
日本中、いや世界中に連れて行くよ
ちゃこ(徳島)
【カメヤマコメント】:旅好き家族の中で育った作者はきっと幼い頃から、見知らぬ土地を訪れたときに感じるワクワクと家族共通の思い出話の中で育ったのでしょう。そしてその記憶は、家族の絆を強めていたのでしょう。そんな旅好きの血は実はお祖父様から受け継がれていたという家族のストーリーに、心が温かくなる作品。
手を合わせるお相手:おじいさん
「おじいさんの一番の宝物はお前だよ」その言葉は、子どもの私にとって魔法だった。不安な日も、寂しい日も、その一言で世界があたたかくなった。今ならわかるよ。私の宝物も、おじいさん、あなただったんだ。ずっと沢山の愛を注いでくれてありがとう。
さくら(宮城)
【カメヤマコメント】:子どもにとっての世界はとても狭い。生きている小さな世界がすべてで、何か不安なことがあればとたんに心細くなる。そんな中、お祖父様が日常的に作者に言ってくれていた言葉は、何にも代えがたい<魔法>の言葉だったのでしょう。そんな無償の愛を一身に受け、健やかに育った作者のまっすぐな作品。
手を合わせるお相手:母
時々現れる蝶々は、お母さんかな?
「お母さん!」って声をかけると
何回かハミングするようにヒラヒラって
どこかにいってしまうけど。
あの時も暑かったね。病院のベッドで目をつむったままのお別れだったから。言い忘れたことがあるのかと思ってるんだ
香 あおい(東京)
【カメヤマコメント】:亡くなった方の魂は、残された家族のもとに蝶となって現れると聞きます。作者が声をかけたときに<何回かハミングするように>弾んで飛んでいた蝶はきっと何かを伝えたくて戻ってきているお母様なのだと、そう信じさせる作品。
手を合わせるお相手:おばあちゃん
早くにおじいちゃんを亡くしたおばあちゃん。
あっちに行ってもすぐ分かるようにって
お父さんがお別れの時に渡した、名前入りのハンカチは役に立ちましたか?久しぶりにおじいちゃんに会えましたか?おばあちゃん。
ハヤン(京都)
【カメヤマコメント】:早くに伴侶を亡くしたお祖母様のその嘆きと、長年の想いが伝わる作品。きっと愛する人よりも多く年を重ねてしまって、あちらの世界で再会したときに相手がどんな顔をするのか、その前にちゃんと認識してくれるのかが密かに心配で、きっと家族にもその話をしていたのでしょうね。お父様の粋なはからいに胸がきゅんとなります。
手を合わせるお相手:吉子ばあちゃん
ばあちゃん。お葬式の日、帰れんでごめん。本当は駅から動けなかったんよ。死んだばあちゃんを見たくなくて。ずっと一緒に住んでいたのに、たくさんかわいがってもらったのに、けんかもいっぱいしたのに。なのに、だから、足が動かなかったんよ。後悔してる。
みり(茨城)
【カメヤマコメント】:受け入れがたい事実は、そのまま目を背け続けたらひょっとして本当になかったことになるのではないか。万が一、これが事実だとして最後に目にした姿がそのまま脳裏に焼き付いてしまったら、大好きなお祖母様との思い出がすべて上書きされてしまいそうで怖かったのかもしれません。誰が作者を責められようか。後悔はしているけど、本当に足が動かなかった。その事実は、またひとつの「愛」ゆえにほかならないと思わせる作品。
手を合わせるお相手:祖母
醤油は多めにさすところ、ティッシュの2枚使い、目玉焼きにはソース。
ばあちゃんからもらった沢山の癖、いまだに抜けないのよ。
私の中のばあちゃんが、そこかしこに居るんだもん。
あぁ、会いたいなぁ。会いたいね。
ささかま(東京)
【カメヤマコメント】:子どもは大人の背中を見て育ちます。とくに大好きな人の背中を見てスクスクと育つものです。作者がどれだけお祖母様を愛していたのかが分かる作品です。お祖母様もまた、自分に似てくる孫が愛おしくてたまらなかったのでしょう。こうして愛は受け継がれていくのだと、心が温まる作品。
手を合わせるお相手:愛犬・心友
昨日サクラがいつものように布団にもぐりこんで一緒に眠っている夢を見ました。ハッと目が覚めたら涙があふれてポタポタと枕に広がってました。君がいなくても歩いています。心友の君に見せたい空を撮りたくて。君に救われ渡された命のバトン、繋いでいくね。
さくらげ(東京)
【カメヤマコメント】:言葉を交わさずとも相手の心情が手に取る様に分かり、一緒にいれば心がほっとほぐれていくような、安心感が広がる。そんな種族を超えた関係性が見えた作品。想う気持ちは、これからもお空にいるサクラちゃんに伝わっていくのでしょう。
手を合わせるお相手:おばあちゃん
おばあちゃんの遺影の背景、淡くて綺麗なピンク色でしょう?7歳のひ孫が「可愛くしてあげたいから」って選んだんだよ。4歳のひ孫も「見守っててね」と言いながら、いつもおててを合わせてるよ。おばあちゃんを想う姿、届いてるといいな。
ヤコママ(長野)
【カメヤマコメント】:亡くなったお祖母様は、孫、ひ孫にも囲まれて家族みんなに愛されていたのが伝わってくる作品です。<可愛くしてあげたい>というセリフは、本当にひ孫ちゃんがお祖母様のことを大好きだったということが分かり、ほっこりさせられました。天国からにっこりと見守っていてくださるでしょうね。
手を合わせるお相手:妻
娘が寝ぼけて「ママ」って呼んだんだ。
そっと撫でた手から、君の温もりが恋しくて、 胸が締め付けられる
君がいない寂しさも、この子の寝顔がそっと自分を支えてくれる。
清太郎(静岡)
【カメヤマコメント】:愛する人との間に生まれた子とは、命に代えてでも守りたい小さな存在。全力でママを求めたい年頃なのに、それが叶わない現実が目の前にありそれをすぐ側で感じながらも、自身も愛する妻の温もりが恋しくて仕方ない。親子がこの先、この大きな愛をもって互いを支えながら人生を歩んでいく姿が胸を打つ作品。
手を合わせるお相手:父親
久しぶりにツユクサを見かけた。幼いころ、朝露に濡れたその花を摘んで、父が色遊びを教えてくれた。物心が付いてからは喧嘩ばかり。なのに、薄れゆく記憶のなかで、最後まで覚えていてくれたのは私だなんて。お父さん、伝えてくれるの、遅いよ。
ミノムシゴロゴロ(埼玉)
【カメヤマコメント】:作者がまだ幼い頃の記憶の中のお父様と、作者が成長してからのお父様の愛はまったく変わっていない。父として愛する娘に、目の前の事象を一生懸命に伝えようと真摯に向き合っている姿。娘を思えばこそ、余計な一言もつい言ってしまうのは、父親ゆえの不器用さ。お父様はいつだって娘のことを一番に思っていた。それが最後に伝わったことにほっとした、父と娘の愛の作品。
手を合わせるお相手:親友
君が突然いなくなってからもう5年。僕は通夜も墓参りも行かない薄情者や。でもまだ行かないよ。行ったら、この世界で君が同じ空のもと、同じ空気を吸っていないって知ってしまうから。それはまだ解りたくないから。薄情者でごめんなさい。
まさ(京都)
【カメヤマコメント】:親友がもうこの世にいないという事実を、自らを「薄情者」にしながらも受け入れたくないという心情が痛いほど伝わってきました。最後に見た生きている姿を脳裏に刻んでおきたいという気持ちがリアルに描かれている作品。
手を合わせるお相手:主人
亡くなる前日、御店で御酒を呑んでほろ酔い気分の主人は、突然「愛してる」と言ってくれました。
私は照れもあり返事もせず、ハグラカしてしまった事を後悔してます。
だから、毎朝初めに「愛してるよ、大好きだよ」と遺影に声をかけます。聞こえていますか
シャララしゃらら(愛知)
【カメヤマコメント】:はからずも最後になってしまったセリフなのか、最後と分かっていたセリフなのか。いずれにせよ、妻としてこんなに嬉しい言葉はありません。思わず照れてごまかした作者の姿もとても可愛らしく、旦那様としては<私も>という返事がその場ではもらえずとも、愛を伝えることができてほっとしているような気がします。なかなか言えないセリフですが、今では毎日聞けてニコニコ笑っているご主人の顔が浮かびました。
手を合わせるお相手:夫
初盆、ちょっと早めに帰ってきてくれないかな。それに帰らなくて良いからずっと居てもらいたいんだけどな。元気にしてるようにみえるけど、全部隠して見せないようにしてるの、わかってるでしょ?
はは(三重)
【カメヤマコメント】:ご夫婦の仲のよさが伝わってくる日常的な会話として聞こえてきました。作者のははさんの問いかけににっこり笑って受け答えしている旦那様の姿が見えるようです。作者が人には見せない弱音も旦那様の前ではちゃんと出している様子が切ない作品です。
手を合わせるお相手:同僚
今日飲んだワイン、なかなかおいしかったよ。
当然お値段控え目、主婦の私達が気軽に買えるという基準は遵守しております。今度旅先でも探してみるわ。
ただね、おいしいものに出会えば出会う程、なんか寂しさと悲しさがいつもの二倍になっちゃうのよね。
なおこさん(大阪)
【カメヤマコメント】:勤め先の同僚は、なんでも話せる気の置けない友人でもあったのでしょう。いつもふたりでコスパのいい美味しいワインを求めて、情報交換しつつ飲みかわしていたのでしょう。いつものクセで安くて美味しいワインが見つかると、つい心の中で報告してしまうけど、一緒に飲むことはもう叶わず寂しさがつのる。けれど、そう思ってくれているということが、天国にいるご友人はたまらなく嬉しいのだろうなと思わせる作品。
カメヤマオリジナルグッズ
入賞01
手を合わせるお相手:夫
最近また歩き始めたのよ。ずっと怖かったんだけど、この前ふと見たら青空でこんな気持ちの良い日なら大丈夫かもってあの公園へ行ってみたの。気持ちよかったわ。私きっと、これからはあなたがあちこちに残してくれた思い出を拾いながら歩いてくのね。
とぺ(富山)
手を合わせるお相手:母親
母さん、あなたが生前に好んだ粒あんの和菓子。その空き箱が、箪笥の片隅に三つ残っていました。開けると、完成しなかった折りかけの鶴が何羽も……。あなたなりに認知症と闘っていたんですね。この鶴、完成させて、今年のお盆にあなたのもとに飛ばせます。
オウンゴール(大阪)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
シンクで桃のタネに付いた実ばかり、しゃぶっていたね。子どもだったから婆ちゃんは桃のタネが好きなんだと思っていたよ。
大人になり家族に桃を剥いてみて初めて、その意味が分かった。
墓前に好きな桃を供えるね。タネも一緒に・・ね。婆ちゃん。
左向きの鳥(奈良)
手を合わせるお相手:娘
20歳誕生日おめでとう。
仏壇に手をあわせては元気に産んで
あげられなかったことを悔やむ日々
せめてできることをとあなたの分と
思い入学した大学は無事に卒業できましたよ
見ててくれたかな?
さぁ今日も1日精一杯頑張って生きるね
うしくん(宮崎)
手を合わせるお相手:友人
あの頃のまま、輪になって他愛ない話してるよ。
席は足りてるけど、いつも一個空けときたくなるんだ。
キミが急に「なにしれっと話してんの」って言いながら、ヒョイって入ってきそうでさ。
キミがそこにいないこと以外は、何も変わってないんだよ。
あまみちゃん(長野)
手を合わせるお相手:母
あの日からお母さんの事、一度も忘れたことないよ。でも声も温もりも忘れそうだよ。もう一度かわいいお母さんの笑顔が見たいな。世界でたった一人のお母さん。幾つになってもお母さんの子供でいさせてください。
さすけ(滋賀)
手を合わせるお相手:飼い犬
そちらでは元気に走り回れていますか?
私は結婚し、あなたと過ごした大好きな実家を出ることになりました。
今年のお盆は大切な人と帰省します。
あなたと一緒に散歩した思い出の道を、あなたと大切な人と温かい思い出を語りながら一緒に散歩しようね。
るー(三重)
手を合わせるお相手:息子
がんばった10日間。
つらかった10日間。
しあわせだったよ。
あなたがこの地球に生まれた。永遠に。
まーくん(山口)
手を合わせるお相手:飼い犬
走ることが大好きだった君。お盆には精霊馬じゃなく、自分でダッシュで走って帰ってくるんだろうな、手を合わせながらクスッと笑えちゃうよ。
ゆかり(静岡)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
私も将来おばあちゃんになるけれど、
おばあちゃんのかわいい孫であることは一生変わらない。
おばあちゃんの腕の中で丸くなって眠った記憶は、一生消えない。
スキササ(大阪)
手を合わせるお相手:ペット
大好きな君が虹の橋へ行ってから1年が経ったよ、早いね。
私が天国へ行く時に一緒に橋を渡ってくれるはずなんだけど、
君は食いしん坊だったから、大好きだった焼き芋を持った人が通ると一緒に渡ってしまいそうで心配だよ・・。ちゃんと待っててよー!
ちゃちゃ(神奈川)
手を合わせるお相手:夫
あの日から7年経ちましたね。
3人の子供たちは、それぞれ良いご縁に恵まれましたよ。ひとり、ふたりと家族が増えて、おばあちゃんにもなりました。
でもね‥ お話し好きで楽しいおじいちゃんのいない一人暮らしはやっぱり淋しいです。
パンダおばあちゃん(石川)
手を合わせるお相手:去年亡くなった夫
空から娘を見守る役目はあなたに託します。この世でしっかり娘を育てる役目は私に託されたと思って頑張ります。しっかり見守ってね、頼んだよ!私たちの子どもを、私たちでこれからも育てようね。
かやぼん(福岡)
手を合わせるお相手:姪
あなたを思い
あなたの愛らしい笑顔が 
さめざめと降りゆく雨が
こんなにも愛おしく
こんなにも静かで

あなたとの柔らかな時間が
降り続く深い涙が
あなたの美しさが
残された生命を繋げ
周りに豊かさをくれた

ずっと私の心に在り続けるもの
ちゃんちゃん(愛知)
手を合わせるお相手:父親
ウエディングドレス姿、そりゃー直接見せたかったけど写真で見てもらえたほうが良かったと今では思うよ。直接だったら涙が止まらなくて目が真っ赤でメイクも落ちちゃってただろうからね。お陰で綺麗だったでしょ!
専務の2コ下(北海道)
手を合わせるお相手:親友
君から借りたPS2、ずっと返せず収納箱に眠ったまま。今はもうPS5の時代になってるよ。次に会う時はPS10ぐらいになってるかな。どんなに新しく面白そうなゲームが発売されても、あの時を越えられないだろうね。次負けないように練習しておくよ。
かもしか(兵庫)
手を合わせるお相手:父親
ビワを見ると思い出す。父さんと食べたなあ。分け合って食べても「へでみに1個サービス!」と言って余分にくれた。秀美(ひでみ)の名前が言いにくいから「へでみ」と呼んだね。今でも仏壇の父さんと、ビワを分けて食べるよ。「父さんに1個サービス!」。
ひでやん(愛知)
手を合わせるお相手:父
遺品の手帳に挟まれた一枚のモノクロ写真。そこには赤ん坊の俺がいた。親子らしい会話なんてしたことなかったのに。
なんだよ親父、俺のことちゃんと想ってくれてたんだな。
報告遅れてごめん。俺も親父になったよ。
I(アイ)(埼玉)
手を合わせるお相手:夫
共通の趣味はガーデニングだったね。あなたと一緒に植えた紫陽花が、地面に深く根を張ってどんどん成長して、今年もたくさんの花をつけました。優しい雨を降らせてくれてありがとう。
るる(佐賀)
手を合わせるお相手:母
日々弱り意識も薄くなっていく母を見て、結婚式はやめようと思った。そのことを母に伝えたら「絶対やめたらダメ!何の為にママが頑張っているか分からない!」とものすごく怒られた。どこにそんな声を出す力があるのかと驚いた。母の愛ってすごいんだね。
いなさママ(東京)
手を合わせるお相手:飼い猫
いつもね、壁の爪痕見るたびに思い出すよ。
この跡は生きていた証だからそのままにしておくね。
だから早く毛皮を変えて戻っておいで。
キミだって気づける様に、合図してね。
今度は健康な元気な体で戻っておいでね。
やまちゃん(栃木)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
「また庭のトマトがなくなってる」と口癖のおじいちゃん。小学生の私は、いつも「また猫?」と返すだけ、、、ごめんね、それ私。だって世界で1番美味しかったんだもん!
ロキママ(愛知)
手を合わせるお相手:ひいおばあちゃん
朝からうるさくてごめんなさい。
孫が何回もチーンチーンて鳴らして起こしちゃったよね。
しかも…ひいおばあちゃん好きなお菓子食べちゃってた。。また買ってくるからね!
好きな物がひいおばあちゃんと一緒
ういろうとさきいか。ここが似たか 笑
とみ(沖縄)
手を合わせるお相手:祖母
おばあちゃんの天邪鬼ぶり、しっかり私に受け継がれてます。私が最後に病院にお見舞いに行った時、「お前の顔見たら具合悪くなった」と言いましたね。私も好きな人に、「あなたの顔なんか見たくない」と言ってしまいました。私の中にしっかりあなたがいます。
7年目のモテ期(東京)
手を合わせるお相手:亡くなった恋人
あれから現実逃避みたいな毎日だったけど、あなたが大切にしてくれたから自分のことを大事にしようと思えました。
ありがとう。
私がそっちに行くまでもう少しそっちでゆっくりしててね。
めろん(鹿児島)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
優しくて、可愛くて、辛抱強くて、働き者で、耳が遠くて、時々お茶目。
一緒に暮らして色んな事あったね。
「今が一番幸せ、ここに来て良かった(^^)」と言ってくれた事、嬉しかったなぁ。
また名前読んで欲しいな。ありがとう大好きだよ。
ぴー助(愛知)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
いつも見守ってくれてありがとう。いつも僕のことを気にかけてくれて、温かい言葉をかけてくれたね。息子も12歳と9歳になりました。僕も息子たちが悩んだり困ったときに温かい言葉をかけられる人でありたい。
ボボン(長野)
手を合わせるお相手:お姉ちゃん
たった1日だけど私のお姉ちゃんとして、
生まれて来てくれてありがとう。

自己紹介では絶対に
「姉と弟の3人きょうだいです!」
って言ってるよ。

他の人にとっては何でもない情報でも
私はお姉ちゃんが生きてたことを
どこかで証明したいから。
たぬもん(東京)
手を合わせるお相手:母
恵比寿のビアホールで父とビールをたくさん飲んだのよとよく話してた母
今頃は先に逝った父と一緒に飲んでるかな
手をあわせて「乾杯」
maru(長野)
手を合わせるお相手:おとうさん
あしたは、花火だよ

ちょっと見ればいいから、なんて
部屋の中から見てたけど
みんなのこと後ろから眺めてたかったのかな

これからは特等席で見れるね
同じ花火 一緒に見ようね


また暑い日になりそうだよ。
ゆるあや(東京)
手を合わせるお相手:父親
天国ではお線香の煙がご飯なの。
母からそうは聞いていたが、亡き父はハーレーに乗り、娘のお迎えにはアロハとオープンカーで来るようなファンキーな人で缶ピースを吸っていた。
なので月命日は香炉にピースを差して心の中で呟く。「お父さん、おいしい?」
あい(埼玉)
手を合わせるお相手:塾の先生
先生とみんなで、授業をサボって夜のマクドを目指し車をかっ飛ばして騒いだことも、背徳感たっぷりのマックシェイクの味も、もうかれこれ20年は経ちますが夏が来るたびに思い出しています。そちらでも楽しく過ごされていますか?
しずく(兵庫)
手を合わせるお相手:父親
お父ちゃん
最後の電話で謝ってくれて
ありがとう
あれでスッキリした
だから遺影じゃなくて
お父ちゃんがくれた
萩焼のお人形を飾ってます
こっちの方がお父ちゃんの
素直な気持ちが伝わってくるから
愛してくれてありがとう

萩焼のお人形(大阪)
手を合わせるお相手:姉ちゃん
初姪っ子が1歳の時天国にいった姉。そんな姪っ子も3歳になってたくさん喋るよ。姉ちゃんと私が映った写真。「これ誰?」って姉ちゃんの方指すと「ちみちゃん」って。次に私の方指して「こっちは?」って言うと「ちみちゃん」って。私、2人もいるよ笑
ちみちゃん(三重)
手を合わせるお相手:4月に亡くなった主人
亡くなる数時間前に、「いい嫁さんだったありがとう」と言ってくれたのに、そんな事ない至らぬ嫁でした。と返してしまい。今は、笑顔の写真に向かいありがとういい夫でした。と呟いてます。まさか、逝ってしまうなんて認めたくなかったから、ありがとう
かーすけ(愛知)
手を合わせるお相手:弟
好きな番組が国会中継に変わると泣いた。お気に入りのお菓子ばっかり食べていた。
姉ちゃんは、そんな「こだわり」だらけのあなたに似た、生きづらさをかかえる子どもたちと、未来に向かって歩いているよ。
あなたは、どんな大人になったんだろうなあ。
しーちゃん(岐阜)
手を合わせるお相手:叔父
音や加速、かっこいい音楽を掛けてサングラスをして運転する姿に子供ながら憧れてた。
貴方の骨壺を抱いてその愛車で自宅へ帰る時、サングラスもそのまま。悲しい雰囲気を書き消すためオーディオからはあの時の曲。大好きな愛車で帰宅出来て良かったと思った
STELLA(群馬)
手を合わせるお相手:愛犬
最後に撫でた君の背中、ちゃんと覚えてるよ。
小さくて、優しくて、愛おしくて。
ありがとうがいっぱい詰まってた。
夢でもいいから、また会いに来てね。
走る音、しっぽを振る音、鼻息も。
全部全部、恋しいんだ。
キラママ(神奈川)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
学校から帰ると、台所からお茶の香りと俵むすびの
ぬくもりが漂っていたね。
おやつが俵むすびなんてって周りには驚かれたけど、
私はあの俵むすびが大好きだったよ。
ひとつひとつ、やさしく結んでくれたおばあちゃんの味は
今も心のなかで恋しいです。
茶子(埼玉)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
おばあちゃん、お盆の夜、夢に出てきて「夏休みの作文に私のことを書いてくれてありがとう。上手に書けたね」って褒めてくれたけど、私がまだ、まったく宿題に手をつけてないこと知ってたよね……。
あわてて書いたあの作文、金賞でした。
メアリー(大阪)
手を合わせるお相手:娘
もっと一緒にいたかった。それなのに…。ごめんね。お母さんが悪かった。早く病に気付いてあげられなくて。今度会う時はもっと良いお母さんでいるからね。だから、今、もう一度、「お母さん」と呼んで。
ちずちゃん(愛媛)
手を合わせるお相手:まま
高校生の時、友達同士で家からお昼ごはんを持ち寄りする事になったとき、学校行く前私に人数分のおにぎりを作って渡された時「いらない」って家を飛び出した反抗期の私。通学路で自転車に乗りながら涙が出てきたな。あの時のいろんな複雑な思い。
ショコラティエ(宮崎)
手を合わせるお相手:愛犬
いつもそばに居るのが当たり前だった。触れて、抱っこして、横で寝て。あたりまえの毎日だと思ってた。でもあたりまえじゃなかった。いなくなってから気づく大きな幸せ。ありがとうね。大好きだよ。笑っててね。また会おうね。
ごんごん(千葉)
手を合わせるお相手:母
昨夜、お母さんの夢を見た。夢の中でお母さんは子供みたいに泣いていた。私は思わずお母さんを抱きしめていた。抱きしめてほしかった幼い心で。
ユミ(兵庫)
手を合わせるお相手:母親
お母さん。息子が今日、赴任先へ旅立ちました。お祝いのコーヒー淹れましたよ。高いコーヒー豆だったのに、ちょっと苦いの。めでたくて嬉しいはずなのに、心のポッカリ穴にコーヒーが沁みます。お母さん、わたしの巣立ちの時もコーヒー苦かった?
ちいち(奈良)
手を合わせるお相手:祖母
たくさん手紙書いたな、絵もいっぱい送ったね。社会人になっても絵手紙を送り合ってわたしのいたずらみたいな絵を、お腹がよじれそうって笑ってくれてた。もうあんな絵を見せられる相手、この世にいないよ。描きたい理由はおばあちゃんの爆笑でした。
織姫山(東京)
手を合わせるお相手:飼い猫
たろきちが私のところに来てくれて
私はとても幸せだったよ
一緒に遊んで一緒に寝て
いつも一緒だったね
でも私に赤ちゃんが生まれて
あなたを抱くことが減ってしまった
今も残る後悔
もう一度会って抱きしめたいよ
ねぇ、たろきちは幸せだった?
たろきちママ(群馬)
手を合わせるお相手:祖父
「学校の先生になりたかった」
その言葉を伝えた後、じいちゃんが死に、僕は会社を辞めました。大学に入り直し、教員免許取得、採用試験と大変だったけど、じいちゃんとの約束があったから、僕は頑張れました。夢という最後の贈り物をありがとう。
タカン(岐阜)
手を合わせるお相手:お母さん
ママ、あの倒れた日(クモ膜下出血)の朝ココア飲む?って聞いたのに、顔も見ずに『いい』って言っちゃった。ごめんね、今でもその声が胸に残ってる。ハンバーガー作り置きしてくれたの最後のままのご飯夜食べたよ美味しかった。今までありがとう
まるんごるんご(埼玉)
手を合わせるお相手:父親
お父さん
仕事から帰ってきて母に最初の一言
『陽子は?』この一言を聞くのが本当に嫌だった
どこに行くにもどこに誰と何時に帰って来るのか?聞いてきて本当にウザかった
だけど自分も親になってちょっとだけ気持ちがわかったよ
愛してくれてありがとう
ようちゃん(北海道)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
「もう時間だから行く」とあなたの目も見ずに言ったのが、私からの最後の言葉でしたね。あなたが何か言いたそうにしていたのを、気付かないふりをしました。あのとき、何を言おうとしていたんでしょうか。それだけ教えてくれませんか。
ザイス(東京)
手を合わせるお相手:祖父、祖母
京都の修学旅行に、わざわざ大阪から会いに来てくれたね。根暗な中学生だったから、友達にじぃじとばぁばが来てるって知られるのが気恥しくて。本当はわざわざ会いに来てくれて嬉しかったのに、冷たくしてごめんなさい…。じぃじ、ばぁば、ずっと大好きだよ。
うちゃ(埼玉)
手を合わせるお相手:姉
たくさんの本だけが、僕の元へ、まだあまり読めてなくてごめんね。
お父さんも、お母さんも、毎日忘れずに手を合わせてるけど、僕は、毎日じゃなくてごめんね。
昔は夢の中でも喧嘩していたのに、最近は笑顔で出てくるね。
きっと、今は、幸せなんだね。
Oscow(京都)
手を合わせるお相手:父親
お父さーん。
目を合わせて話しない日も多かったのに。
今はお父さんの顔を
こぅやって毎日眺めてんねんなー。
後悔しても写真になってからじゃ
もう遅すぎるのになぁ。
私って本当にアホやわ。
お父さん、ありがとうね。

うん………会いたいわ。
なかちゃん(大阪)
手を合わせるお相手:長男
小さい頃は可愛かったよ、と言うと今は可愛くないんでしょと言う長男。
そんな事ないよ、ずっとずっと可愛いよ。
またそんな会話をしたいよ。
夢でいいから逢いたいな。
きょなきょな(愛知)
手を合わせるお相手:父
亡くなってから一度も夢に出てきてくれなかったのに、三回目の命日、突然現れて、サザンの歌を歌ってた。演歌しか聞いてなかったのに、人前で歌ったことなんてなかったのに、どうしたの?三年間、天国で練習してたんだね。
ムーンリバー(青森)
手を合わせるお相手:母
お母さん、丸いケーキを七等分するのが上手でしたね。五人の子どがどれを取るか目を輝かせながら選ぶのを楽しそうに見ていましたね。均等にするため、クリームのバラの花は形がなくなっていたけどね。お母さんのおかげで、みんな元気で仲良しだよ。
惠ちゃん(鹿児島)
手を合わせるお相手:母
仏飯に線香の匂いが移らないよう、ラップをして供えてたら、娘がこう言うの。おばあちゃんは、ラップを自分で外せないから、はがしてあげれば?って。仏様には湯気や匂いがごちそうだって、ママ、よく言ってたね。仏飯は炒飯にしたら、匂いも気にならないよ。
ともちゃん(滋賀)
手を合わせるお相手:親友
祭壇には一斗樽と競馬新聞に会社四季報。読経の代わりに一人娘のピアノの生演奏でモーツァルトのレクイエム。「こういうスタイルの葬式もいいね」と参列者の間から洩れる声に俺は心の中でつぶやいたよ。「違う、お前がいいヤツだったからいい葬式なんだ」と。
三郎(千葉)
手を合わせるお相手:夫
ユリの花って「百合」て書くでしょう。お供え花に百合を欠かさない様にしているのは「百回会って沢山話し合いたい」そんな想いを込めてるの。急に逝ってしまった貴方に最後の言葉すら掛けれなかったけど、百回分の「ありがとう」を百合の花に載せてるからね。
ケイさん(佐賀)
手を合わせるお相手:お母さんへ
あの雨の日、小学校まで傘を持って、迎えに来てくれたのに。いつもとは違う道から帰ってしまって、ごめんね。一緒に帰れていたら、どんな話ができていたのだろうと、今でも思う。今の私は、都合が合えば高校帰りの娘と待ち合わせて、たくさん話をしているよ。
小森利絵(兵庫)
手を合わせるお相手:父親
お父さん、今年のお盆も友達がたくさんお参りに来てくれたよ。世話好きでおせっかい…誰とでも話すからすぐに散歩仲間ができてたね。会う人会う人が私のこと「お父さんそっくりやな」って。私も今ではそう思うよ。この世でお父さんの分身として生きてます。
とらお。(愛媛)
手を合わせるお相手:母
学生の時のお弁当の卵焼きは日によって甘かったり辛かったりしてたね。今は私が娘に同じこと言われてる。毎日、頑張って作ってくれてたのに文句を言ってごめんなさい。もう一度お母さんの卵焼きを食べれたら「ありがとう」って笑顔で言うね。
ジェリー(大阪)
手を合わせるお相手:姉
よく、2人でお母さんをからかっては大笑いしたね。いま、1人でお母さんをからかうと勝手に涙が出てきてしまうよ。でも私が泣いたらお母さんも泣いてしまうから涙はこらえてあの頃と同じように笑っているよ。また2人で心から大笑いしたいな。
ぺこ(東京)
手を合わせるお相手:友人Aに
俺の方が長生きしてしまった。あれだけ生
きがいなどと青臭いことにこだわっていた俺
に、お前は嫌な顔をみせず、数百時間も付き
合ってくれたな。それにしても、なぜ末期癌
だと俺に言わなかったかだ。悔いても、悔い
ても、お前の笑顔は美しかったよ。
泣き虫太郎(岐阜)
手を合わせるお相手:祖父
いつも急に魚を持って来るじいちゃん。「今度しおちゃんの好きな鰻持って行くちゃ」。何気ない一言が、最後に聞いた言葉になった。お葬式が終わっても、じいちゃんのお墓を見ても、なんだかまた急に遊びに来る気がしてるんだ。もちろん、鰻を片手に持ってね。
井村詩織(広島)
手を合わせるお相手:飼い犬
私がヨーグルトを冷蔵庫から取り出したら、それだけで私の足元に来てたよね。「舐めさせて!舐めさせて!」って。
ヨーグルトの味はきっとあの頃と変わってないのにちょっと味気ない。1人で静かに食べるヨーグルトはやっぱり寂しいよ。
片見朔(兵庫)
手を合わせるお相手:元彼女
キミから末期のガンだと聞いた年から毎年、読んでほしくて旅のブログを書いてました。
毎回、キミの名前で「いいね」がついていて読んでくれていることを確信してました。
「いいね」が付かなくなった年から更新してない旅のブログ。
今年も旅には出るけど
温泉ライダー(大阪)
手を合わせるお相手:母親
会いたい時には夢でも出てきてくれないくせに、忘れた頃にふっと現れるお母さん。
それも鏡の中に。
あっ!と思わず声が出ちゃってね。
びっくりするよ。
私、お母さんそっくりになってきたらしい。
なごり(北海道)
手を合わせるお相手:両親
夏が来ると「早くじいじの海へ行こう」と言うあなた達の曾孫
涙が出る程嬉しいです
彼らは幼少のころから故郷の海が大好きです
これもあなた達二人が嫌な顔ひとつせず私達の帰省を楽しみに待っていてくれたお陰です。
今年も透き通った海で孫と遊びます。
山崎 京介(大阪)
手を合わせるお相手:パパ
やっぱおらんよね。
8年ぶりに地元へ帰ったのに。
思い出の場所がたくさんあるから
おるんじゃないかって思っちゃう。
会って話したいって思っちゃう。
いつまでもこんな娘でごめん。
次女(広島)
手を合わせるお相手:母親
お母さんが亡くなってちょうど1年。最後に言ってくれた言葉は不明瞭で聞き取れなかったよ。でも先日やっと整理し始めたお母さんの荷物の中に私が贈ったバースデーカードがあり、そこに「感謝しています」とお母さんが書いた文字を見つけたよ。
小舟(新潟)
手を合わせるお相手:じいちゃん
チーズケーキうめがった!癌で亡くなったじいちゃんによく学校帰りにお見舞いに行っていた。
お小遣いを奮発してじいちゃんにチーズケーキを買って行った。
翌日からじいちゃんは物を食べれなくなった。
最後に食べた物が私が買ったチーズケーキ。
まめ(宮城県)
手を合わせるお相手:恋人
そっちには髭の道具揃ってますか
もしかして伸ばしっぱなし?
だったらもう仙人みたいな髭になってるね。
そんなに長く伸びたらさ、もしかしてこっちにも届くんじゃない
っていうかさ、伸ばしてよ。
そしたらまた私触れるじゃない
マーガレット(兵庫)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
お!今日はしいたけまで供えてあるねぇ。
『おいらの仏壇を物置きにするな!』っていうおじいちゃんの声が聞こえるよ。
でもね、おばあちゃんは今でも、おじいちゃんが喜びそうな物を探す癖が抜けないんだって。だから少しだけ、許してあげてほしいな。
もちもち(千葉)
手を合わせるお相手:ジイ(祖父)
ジイ、今日は田んぼに行けてる?そろそろ稲刈りの時期だね。今年も稲穂は頭を垂れて、ジイの大好きな黄金の国ができてるよ。病院にいる頃は行けなかったジイの大好きな田んぼ、今日も綺麗だよ。ジイの作る米は日本一だったなぁ。またジイの米食べたいなぁ。
ちゃぴ。(神奈川)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
私の方に体をかがめて、「ちいちゃん、ちいちゃん」とやさしく呼んでくれたおばあちゃん。いつもおみやげにくれたくず餅を、今日は買ってみたよ。最後まで私を心配していたけど、ちいちゃんはもう50歳、無事、甘い物を制限されるほどの大人になりましたよ!
ちいさん(東京)
手を合わせるお相手:飼い犬
ラッキー、そちらでは元気に走り回っているかな。君がお気に入りの場所、今では猫のポンが独占しているよ。仕草が良く似ていて笑う日が多くなったよ。ポンは、猫なのに「ワォン」と鳴くんだよね。ひょっとしたら君が鳴き方を教えたのかな。ありがとうね。
ポメローズ(福島)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
ケンカしても勝ってはわがんねぞ。
(勝つんじゃないよ)
社会人になってもスポーツばかりしていた勝ち
気な孫が結婚すると聞いて田舎だしすぐに出戻りされては困ると、心配して出た言葉だったよね。。おばあちゃんごめんね。予感的中!去年帰ってきたよ。
てっちゃん(岩手)
手を合わせるお相手:父親
実家じまいで、お父さんの青春時代の写真がたくさん出てきたよ。晩年からは想像できないほどカッコよくてびっくり。だから最近、脳内で修正がかかっちゃって、思い出のお父さんの顔がイケメンだよ!
くらくらクララ(埼玉)
手を合わせるお相手:じいちゃん
小4になっても自転車に乗れず読書漬けでも「いいね」。親に内緒の県外大受験も「いいね」。いつでも・すべての私を肯定してくれた。息子たちとの3人暮らしになった今だってきっと念を押してくれるはず。私にとって、じいちゃんの親指は今でも最強のお守り。
青 石(北海道)
手を合わせるお相手:親友
こっちの生活が長くなってすっかり標準語だけど、あなたを想う時はいつだって方言よ。
「元気にしちょんでー、そっちはどうなぁ?」
届いちょんといいなぁ。
にゃんちぃ(埼玉)
手を合わせるお相手:会社の同い年の元同僚
はぁ…お前のお墓さぁ、遠いんだよ。最寄り駅からもバス乗るし歩くし、まだ暑いし。えっと…今年で3回目? この1年? 報告することはないよ。つまらん日常。お前と酒を飲むのだけが楽しみだったからな。バカ野郎。独りにしやがって。じゃ、また来年な!
魂拳魂(埼玉)
手を合わせるお相手:セキセイインコ
家の三女は小さな小さな女の子。綺麗なスカイブルーからコバルトブルーの母大好きっ子。何か感じると顔を覗き込みに来てくれる母の出待ちに忙しい優しい子。陽名ちゃん、思うと今も泣きそうだけど、きっと心配で覗きにきてしまうだろうから前をむくよ。
星々の光(新潟)
手を合わせるお相手:祖母キミさん
あの時はありがとう。キミちゃんの分厚いトンカツが食べたいよ。なんであんなに柔らかかったの?熱々のカリカリとガス釜のスイッチが上がる音、あと『ほら食いやっせ』がいつものセット。私の反抗期はキミちゃんの熱々にいつも助けられていたんだよ。
きなこ(埼玉)
手を合わせるお相手:祖父
おじいちゃんがくれた言葉の種が、今も私の心で静かに芽を出しています。悲しい日には根を張り、嬉しい日には花を咲かせて。おじいちゃんは形を変えて、私の中で生き続けている。だから本当は、さよならじゃないのですね。
ちみ(千葉)
手を合わせるお相手:父親
手を合わせると、あの日の運動会で、一番大きな声で笑っていた父の顔が浮かびます。大丈夫だよ、と背中を押してくれたあなたの温もりを抱きしめて、私らしく、一歩一歩進んでいくね。
みわ(北海道)
手を合わせるお相手:友人
もう10年になりますね。
最期まで笑顔になろうとしていたあなた。
あなたは最高の友人でした。
心残りもたくさんあったかと思います。
存命時に輝いて見えたのは最期の前のエネルギーの塊だったのか。
あなたの分まで私も生きる。だから見ていてね。
たこちゃん(新潟)
手を合わせるお相手:友達のお母さん
クラスメイトのおかんなのに、親友と思えるほど仲良くなってくれてありがとうございます。いつも叱咤激励してくれたハスキーボイスは永遠に忘れません。僕も人生強気で行きます!
仲ツカサ(北海道)
手を合わせるお相手:子ども
これが風、これが音、これが光。 抱きしめることも、名前を呼ぶこともできなかったから、父さんが教えてあげよう。
これが胸の音、これが涙のぬくもり、これが あなたを想う歌。
これが絆。これが命。離れても、ほどけないもの。それは愛。
太陽(大阪)
手を合わせるお相手:夫
貴方の麻のYシャツを私のブラウスにリメイクしたの。「何をするんだ」なんて怒らないでね。貴方の物に鋏を入れられるまでに立ち直れたんだから。明日はハーモニカの発表会なの。あがり症のお守りとして,このブラウスを着て舞台に上がります。見守ってね。
万愚節(東京)
手を合わせるお相手:ママ友
晴美ちゃん、サッカー少年だった息子たちは25歳になるね。社会人となって、もう一緒に飲みに行けるし、なんなら奢ってくれるよ!あなたがいたら一軒じゃ済まないから、息子たちが青ざめる姿を見て、ゲラゲラ笑ってやろう。
あこちん(千葉)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
「関ヶ原の戦いはね…」歴史の話が好きだった祖父。賢かったが、長男だから畑に専念するようにとなかなか学校に通わせてもらえなかったという。そんな祖父の歴史の話を聞いて、私もこんな風に誰かに知識を伝えたいと思った。おじいちゃん私、先生になったよ。
ひじきともやし(岐阜)
手を合わせるお相手:母
152センチって、私よりだいぶ小さかったんじゃん。あなたを見上げていた記憶しかないからびっくり。今ならあなたに怒られたって全然怖くないんじゃないかな。全然怖くないけれど、きっと涙は出てくるね。まだまだ怒られ足りない、157センチ。
ゆうき(東京)
手を合わせるお相手:お母さん
お母さん。

ずいぶんと時間が経って。
もうすぐ、お母さんと
同じ歳になっちゃうわ。

アタシもお母さんと同じ。
専業主婦で、
2人の娘のお母さんやで。
『お母さんみたいに
なりたくない』なんて言って
ごめんなさい。
今はお母さんが目標だよ
マチマチマッチー(兵庫)
手を合わせるお相手:息子
あなたが居なくなってから、空を見上げることが多くなったよ。
晴れて飛行機雲が見えた時も、雨上がりの虹も、あなたのそばに行けるような気がするから。
一目でもいいから、会いたい。
Motto(愛知)
手を合わせるお相手:職場の先輩
「あなたは幸せになるために生まれてきたのよ。あなたがやりたいことをやりなさい。」昔、何度も私に言ってくれましたね。自分らしく生きれてなくて苦しい時、ふとあなたの声が聞こえてくるのです。いつも気づかせてくれて、ありがとう。
さーさ(愛知)
手を合わせるお相手:両親
お父さんとお母さんは、早死にだけどめちゃくちゃ幸せ者なのではないかと最近思います。ふたりのお葬式には沢山の人が来て、泣いてありがとうって言ってたよ。「生きる」ってことは、人との繋がりの中で、誰かの中に自分のカケラを残すってことなんだね。
とまとん(東京)
手を合わせるお相手:子どもの頃の幼馴染
君と通った通学路、一人で久々歩いたよ。
あんなに疲れる道だっけ。
子どものままの君は走って、先へ行ってしまったけれど。
私はとうとう50だもんなぁ。
歩いて行くからまたいつか、会えたら並んでおしゃべりしよう。
塩野カゲ(東京)
手を合わせるお相手:お父さん
カラン、コロン、カラン、コロン、、、
どんどん大きくなる近づいてくる音。
お父さん帰ってきたかな?
今でもそう思っちゃうよ。
下駄の音はお父さんの音。
聞こえるたびにお父さんが帰ってくるような気が今でもしてるよ。
みるく(大阪)
カメヤマ賞03
入 賞

カメヤマオリジナルグッズ

手を合わせるお相手:夫
最近また歩き始めたのよ。ずっと怖かったんだけど、この前ふと見たら青空でこんな気持ちの良い日なら大丈夫かもってあの公園へ行ってみたの。気持ちよかったわ。私きっと、これからはあなたがあちこちに残してくれた思い出を拾いながら歩いてくのね。
とぺ(富山)
手を合わせるお相手:母親
母さん、あなたが生前に好んだ粒あんの和菓子。その空き箱が、箪笥の片隅に三つ残っていました。開けると、完成しなかった折りかけの鶴が何羽も……。あなたなりに認知症と闘っていたんですね。この鶴、完成させて、今年のお盆にあなたのもとに飛ばせます。
オウンゴール(大阪)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
シンクで桃のタネに付いた実ばかり、しゃぶっていたね。子どもだったから婆ちゃんは桃のタネが好きなんだと思っていたよ。
大人になり家族に桃を剥いてみて初めて、その意味が分かった。
墓前に好きな桃を供えるね。タネも一緒に・・ね。婆ちゃん。
左向きの鳥(奈良)
手を合わせるお相手:娘
20歳誕生日おめでとう。
仏壇に手をあわせては元気に産んで
あげられなかったことを悔やむ日々
せめてできることをとあなたの分と
思い入学した大学は無事に卒業できましたよ
見ててくれたかな?
さぁ今日も1日精一杯頑張って生きるね
うしくん(宮崎)
手を合わせるお相手:友人
あの頃のまま、輪になって他愛ない話してるよ。
席は足りてるけど、いつも一個空けときたくなるんだ。
キミが急に「なにしれっと話してんの」って言いながら、ヒョイって入ってきそうでさ。
キミがそこにいないこと以外は、何も変わってないんだよ。
あまみちゃん(長野)
手を合わせるお相手:母
あの日からお母さんの事、一度も忘れたことないよ。でも声も温もりも忘れそうだよ。もう一度かわいいお母さんの笑顔が見たいな。世界でたった一人のお母さん。幾つになってもお母さんの子供でいさせてください。
さすけ(滋賀)
手を合わせるお相手:飼い犬
そちらでは元気に走り回れていますか?
私は結婚し、あなたと過ごした大好きな実家を出ることになりました。
今年のお盆は大切な人と帰省します。
あなたと一緒に散歩した思い出の道を、あなたと大切な人と温かい思い出を語りながら一緒に散歩しようね。
るー(三重)
手を合わせるお相手:息子
がんばった10日間。
つらかった10日間。
しあわせだったよ。
あなたがこの地球に生まれた。永遠に。
まーくん(山口)
手を合わせるお相手:飼い犬
走ることが大好きだった君。お盆には精霊馬じゃなく、自分でダッシュで走って帰ってくるんだろうな、手を合わせながらクスッと笑えちゃうよ。
ゆかり(静岡)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
私も将来おばあちゃんになるけれど、
おばあちゃんのかわいい孫であることは一生変わらない。
おばあちゃんの腕の中で丸くなって眠った記憶は、一生消えない。
スキササ(大阪)
手を合わせるお相手:ペット
大好きな君が虹の橋へ行ってから1年が経ったよ、早いね。
私が天国へ行く時に一緒に橋を渡ってくれるはずなんだけど、
君は食いしん坊だったから、大好きだった焼き芋を持った人が通ると一緒に渡ってしまいそうで心配だよ・・。ちゃんと待っててよー!
ちゃちゃ(神奈川)
手を合わせるお相手:夫
あの日から7年経ちましたね。
3人の子供たちは、それぞれ良いご縁に恵まれましたよ。ひとり、ふたりと家族が増えて、おばあちゃんにもなりました。
でもね‥ お話し好きで楽しいおじいちゃんのいない一人暮らしはやっぱり淋しいです。
パンダおばあちゃん(石川)
手を合わせるお相手:去年亡くなった夫
空から娘を見守る役目はあなたに託します。この世でしっかり娘を育てる役目は私に託されたと思って頑張ります。しっかり見守ってね、頼んだよ!私たちの子どもを、私たちでこれからも育てようね。
かやぼん(福岡)
手を合わせるお相手:姪
あなたを思い
あなたの愛らしい笑顔が 
さめざめと降りゆく雨が
こんなにも愛おしく
こんなにも静かで

あなたとの柔らかな時間が
降り続く深い涙が
あなたの美しさが
残された生命を繋げ
周りに豊かさをくれた

ずっと私の心に在り続けるもの
ちゃんちゃん(愛知)
手を合わせるお相手:父親
ウエディングドレス姿、そりゃー直接見せたかったけど写真で見てもらえたほうが良かったと今では思うよ。直接だったら涙が止まらなくて目が真っ赤でメイクも落ちちゃってただろうからね。お陰で綺麗だったでしょ!
専務の2コ下(北海道)
手を合わせるお相手:親友
君から借りたPS2、ずっと返せず収納箱に眠ったまま。今はもうPS5の時代になってるよ。次に会う時はPS10ぐらいになってるかな。どんなに新しく面白そうなゲームが発売されても、あの時を越えられないだろうね。次負けないように練習しておくよ。
かもしか(兵庫)
手を合わせるお相手:父親
ビワを見ると思い出す。父さんと食べたなあ。分け合って食べても「へでみに1個サービス!」と言って余分にくれた。秀美(ひでみ)の名前が言いにくいから「へでみ」と呼んだね。今でも仏壇の父さんと、ビワを分けて食べるよ。「父さんに1個サービス!」。
ひでやん(愛知)
手を合わせるお相手:父
遺品の手帳に挟まれた一枚のモノクロ写真。そこには赤ん坊の俺がいた。親子らしい会話なんてしたことなかったのに。
なんだよ親父、俺のことちゃんと想ってくれてたんだな。
報告遅れてごめん。俺も親父になったよ。
I(アイ)(埼玉)
手を合わせるお相手:夫
共通の趣味はガーデニングだったね。あなたと一緒に植えた紫陽花が、地面に深く根を張ってどんどん成長して、今年もたくさんの花をつけました。優しい雨を降らせてくれてありがとう。
るる(佐賀)
手を合わせるお相手:母
日々弱り意識も薄くなっていく母を見て、結婚式はやめようと思った。そのことを母に伝えたら「絶対やめたらダメ!何の為にママが頑張っているか分からない!」とものすごく怒られた。どこにそんな声を出す力があるのかと驚いた。母の愛ってすごいんだね。
いなさママ(東京)
手を合わせるお相手:飼い猫
いつもね、壁の爪痕見るたびに思い出すよ。
この跡は生きていた証だからそのままにしておくね。
だから早く毛皮を変えて戻っておいで。
キミだって気づける様に、合図してね。
今度は健康な元気な体で戻っておいでね。
やまちゃん(栃木)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
「また庭のトマトがなくなってる」と口癖のおじいちゃん。小学生の私は、いつも「また猫?」と返すだけ、、、ごめんね、それ私。だって世界で1番美味しかったんだもん!
ロキママ(愛知)
手を合わせるお相手:ひいおばあちゃん
朝からうるさくてごめんなさい。
孫が何回もチーンチーンて鳴らして起こしちゃったよね。
しかも…ひいおばあちゃん好きなお菓子食べちゃってた。。また買ってくるからね!
好きな物がひいおばあちゃんと一緒
ういろうとさきいか。ここが似たか 笑
とみ(沖縄)
手を合わせるお相手:祖母
おばあちゃんの天邪鬼ぶり、しっかり私に受け継がれてます。私が最後に病院にお見舞いに行った時、「お前の顔見たら具合悪くなった」と言いましたね。私も好きな人に、「あなたの顔なんか見たくない」と言ってしまいました。私の中にしっかりあなたがいます。
7年目のモテ期(東京)
手を合わせるお相手:亡くなった恋人
あれから現実逃避みたいな毎日だったけど、あなたが大切にしてくれたから自分のことを大事にしようと思えました。
ありがとう。
私がそっちに行くまでもう少しそっちでゆっくりしててね。
めろん(鹿児島)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
優しくて、可愛くて、辛抱強くて、働き者で、耳が遠くて、時々お茶目。
一緒に暮らして色んな事あったね。
「今が一番幸せ、ここに来て良かった(^^)」と言ってくれた事、嬉しかったなぁ。
また名前読んで欲しいな。ありがとう大好きだよ。
ぴー助(愛知)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
いつも見守ってくれてありがとう。いつも僕のことを気にかけてくれて、温かい言葉をかけてくれたね。息子も12歳と9歳になりました。僕も息子たちが悩んだり困ったときに温かい言葉をかけられる人でありたい。
ボボン(長野)
手を合わせるお相手:お姉ちゃん
たった1日だけど私のお姉ちゃんとして、
生まれて来てくれてありがとう。

自己紹介では絶対に
「姉と弟の3人きょうだいです!」
って言ってるよ。

他の人にとっては何でもない情報でも
私はお姉ちゃんが生きてたことを
どこかで証明したいから。
たぬもん(東京)
手を合わせるお相手:母
恵比寿のビアホールで父とビールをたくさん飲んだのよとよく話してた母
今頃は先に逝った父と一緒に飲んでるかな
手をあわせて「乾杯」
maru(長野)
手を合わせるお相手:おとうさん
あしたは、花火だよ

ちょっと見ればいいから、なんて
部屋の中から見てたけど
みんなのこと後ろから眺めてたかったのかな

これからは特等席で見れるね
同じ花火 一緒に見ようね


また暑い日になりそうだよ。
ゆるあや(東京)
手を合わせるお相手:父親
天国ではお線香の煙がご飯なの。
母からそうは聞いていたが、亡き父はハーレーに乗り、娘のお迎えにはアロハとオープンカーで来るようなファンキーな人で缶ピースを吸っていた。
なので月命日は香炉にピースを差して心の中で呟く。「お父さん、おいしい?」
あい(埼玉)
手を合わせるお相手:塾の先生
先生とみんなで、授業をサボって夜のマクドを目指し車をかっ飛ばして騒いだことも、背徳感たっぷりのマックシェイクの味も、もうかれこれ20年は経ちますが夏が来るたびに思い出しています。そちらでも楽しく過ごされていますか?
しずく(兵庫)
手を合わせるお相手:父親
お父ちゃん
最後の電話で謝ってくれて
ありがとう
あれでスッキリした
だから遺影じゃなくて
お父ちゃんがくれた
萩焼のお人形を飾ってます
こっちの方がお父ちゃんの
素直な気持ちが伝わってくるから
愛してくれてありがとう

萩焼のお人形(大阪)
手を合わせるお相手:姉ちゃん
初姪っ子が1歳の時天国にいった姉。そんな姪っ子も3歳になってたくさん喋るよ。姉ちゃんと私が映った写真。「これ誰?」って姉ちゃんの方指すと「ちみちゃん」って。次に私の方指して「こっちは?」って言うと「ちみちゃん」って。私、2人もいるよ笑
ちみちゃん(三重)
手を合わせるお相手:4月に亡くなった主人
亡くなる数時間前に、「いい嫁さんだったありがとう」と言ってくれたのに、そんな事ない至らぬ嫁でした。と返してしまい。今は、笑顔の写真に向かいありがとういい夫でした。と呟いてます。まさか、逝ってしまうなんて認めたくなかったから、ありがとう
かーすけ(愛知)
手を合わせるお相手:弟
好きな番組が国会中継に変わると泣いた。お気に入りのお菓子ばっかり食べていた。
姉ちゃんは、そんな「こだわり」だらけのあなたに似た、生きづらさをかかえる子どもたちと、未来に向かって歩いているよ。
あなたは、どんな大人になったんだろうなあ。
しーちゃん(岐阜)
手を合わせるお相手:叔父
音や加速、かっこいい音楽を掛けてサングラスをして運転する姿に子供ながら憧れてた。
貴方の骨壺を抱いてその愛車で自宅へ帰る時、サングラスもそのまま。悲しい雰囲気を書き消すためオーディオからはあの時の曲。大好きな愛車で帰宅出来て良かったと思った
STELLA(群馬)
手を合わせるお相手:愛犬
最後に撫でた君の背中、ちゃんと覚えてるよ。
小さくて、優しくて、愛おしくて。
ありがとうがいっぱい詰まってた。
夢でもいいから、また会いに来てね。
走る音、しっぽを振る音、鼻息も。
全部全部、恋しいんだ。
キラママ(神奈川)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
学校から帰ると、台所からお茶の香りと俵むすびの
ぬくもりが漂っていたね。
おやつが俵むすびなんてって周りには驚かれたけど、
私はあの俵むすびが大好きだったよ。
ひとつひとつ、やさしく結んでくれたおばあちゃんの味は
今も心のなかで恋しいです。
茶子(埼玉)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
おばあちゃん、お盆の夜、夢に出てきて「夏休みの作文に私のことを書いてくれてありがとう。上手に書けたね」って褒めてくれたけど、私がまだ、まったく宿題に手をつけてないこと知ってたよね……。
あわてて書いたあの作文、金賞でした。
メアリー(大阪)
手を合わせるお相手:娘
もっと一緒にいたかった。それなのに…。ごめんね。お母さんが悪かった。早く病に気付いてあげられなくて。今度会う時はもっと良いお母さんでいるからね。だから、今、もう一度、「お母さん」と呼んで。
ちずちゃん(愛媛)
手を合わせるお相手:まま
高校生の時、友達同士で家からお昼ごはんを持ち寄りする事になったとき、学校行く前私に人数分のおにぎりを作って渡された時「いらない」って家を飛び出した反抗期の私。通学路で自転車に乗りながら涙が出てきたな。あの時のいろんな複雑な思い。
ショコラティエ(宮崎)
手を合わせるお相手:愛犬
いつもそばに居るのが当たり前だった。触れて、抱っこして、横で寝て。あたりまえの毎日だと思ってた。でもあたりまえじゃなかった。いなくなってから気づく大きな幸せ。ありがとうね。大好きだよ。笑っててね。また会おうね。
ごんごん(千葉)
手を合わせるお相手:母
昨夜、お母さんの夢を見た。夢の中でお母さんは子供みたいに泣いていた。私は思わずお母さんを抱きしめていた。抱きしめてほしかった幼い心で。
ユミ(兵庫)
手を合わせるお相手:母親
お母さん。息子が今日、赴任先へ旅立ちました。お祝いのコーヒー淹れましたよ。高いコーヒー豆だったのに、ちょっと苦いの。めでたくて嬉しいはずなのに、心のポッカリ穴にコーヒーが沁みます。お母さん、わたしの巣立ちの時もコーヒー苦かった?
ちいち(奈良)
手を合わせるお相手:祖母
たくさん手紙書いたな、絵もいっぱい送ったね。社会人になっても絵手紙を送り合ってわたしのいたずらみたいな絵を、お腹がよじれそうって笑ってくれてた。もうあんな絵を見せられる相手、この世にいないよ。描きたい理由はおばあちゃんの爆笑でした。
織姫山(東京)
手を合わせるお相手:飼い猫
たろきちが私のところに来てくれて
私はとても幸せだったよ
一緒に遊んで一緒に寝て
いつも一緒だったね
でも私に赤ちゃんが生まれて
あなたを抱くことが減ってしまった
今も残る後悔
もう一度会って抱きしめたいよ
ねぇ、たろきちは幸せだった?
たろきちママ(群馬)
手を合わせるお相手:祖父
「学校の先生になりたかった」
その言葉を伝えた後、じいちゃんが死に、僕は会社を辞めました。大学に入り直し、教員免許取得、採用試験と大変だったけど、じいちゃんとの約束があったから、僕は頑張れました。夢という最後の贈り物をありがとう。
タカン(岐阜)
手を合わせるお相手:お母さん
ママ、あの倒れた日(クモ膜下出血)の朝ココア飲む?って聞いたのに、顔も見ずに『いい』って言っちゃった。ごめんね、今でもその声が胸に残ってる。ハンバーガー作り置きしてくれたの最後のままのご飯夜食べたよ美味しかった。今までありがとう
まるんごるんご(埼玉)
手を合わせるお相手:父親
お父さん
仕事から帰ってきて母に最初の一言
『陽子は?』この一言を聞くのが本当に嫌だった
どこに行くにもどこに誰と何時に帰って来るのか?聞いてきて本当にウザかった
だけど自分も親になってちょっとだけ気持ちがわかったよ
愛してくれてありがとう
ようちゃん(北海道)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
「もう時間だから行く」とあなたの目も見ずに言ったのが、私からの最後の言葉でしたね。あなたが何か言いたそうにしていたのを、気付かないふりをしました。あのとき、何を言おうとしていたんでしょうか。それだけ教えてくれませんか。
ザイス(東京)
手を合わせるお相手:祖父、祖母
京都の修学旅行に、わざわざ大阪から会いに来てくれたね。根暗な中学生だったから、友達にじぃじとばぁばが来てるって知られるのが気恥しくて。本当はわざわざ会いに来てくれて嬉しかったのに、冷たくしてごめんなさい…。じぃじ、ばぁば、ずっと大好きだよ。
うちゃ(埼玉)
手を合わせるお相手:姉
たくさんの本だけが、僕の元へ、まだあまり読めてなくてごめんね。
お父さんも、お母さんも、毎日忘れずに手を合わせてるけど、僕は、毎日じゃなくてごめんね。
昔は夢の中でも喧嘩していたのに、最近は笑顔で出てくるね。
きっと、今は、幸せなんだね。
Oscow(京都)
手を合わせるお相手:父親
お父さーん。
目を合わせて話しない日も多かったのに。
今はお父さんの顔を
こぅやって毎日眺めてんねんなー。
後悔しても写真になってからじゃ
もう遅すぎるのになぁ。
私って本当にアホやわ。
お父さん、ありがとうね。

うん………会いたいわ。
なかちゃん(大阪)
手を合わせるお相手:長男
小さい頃は可愛かったよ、と言うと今は可愛くないんでしょと言う長男。
そんな事ないよ、ずっとずっと可愛いよ。
またそんな会話をしたいよ。
夢でいいから逢いたいな。
きょなきょな(愛知)
手を合わせるお相手:父
亡くなってから一度も夢に出てきてくれなかったのに、三回目の命日、突然現れて、サザンの歌を歌ってた。演歌しか聞いてなかったのに、人前で歌ったことなんてなかったのに、どうしたの?三年間、天国で練習してたんだね。
ムーンリバー(青森)
手を合わせるお相手:母
お母さん、丸いケーキを七等分するのが上手でしたね。五人の子どがどれを取るか目を輝かせながら選ぶのを楽しそうに見ていましたね。均等にするため、クリームのバラの花は形がなくなっていたけどね。お母さんのおかげで、みんな元気で仲良しだよ。
惠ちゃん(鹿児島)
手を合わせるお相手:母
仏飯に線香の匂いが移らないよう、ラップをして供えてたら、娘がこう言うの。おばあちゃんは、ラップを自分で外せないから、はがしてあげれば?って。仏様には湯気や匂いがごちそうだって、ママ、よく言ってたね。仏飯は炒飯にしたら、匂いも気にならないよ。
ともちゃん(滋賀)
手を合わせるお相手:親友
祭壇には一斗樽と競馬新聞に会社四季報。読経の代わりに一人娘のピアノの生演奏でモーツァルトのレクイエム。「こういうスタイルの葬式もいいね」と参列者の間から洩れる声に俺は心の中でつぶやいたよ。「違う、お前がいいヤツだったからいい葬式なんだ」と。
三郎(千葉)
手を合わせるお相手:夫
ユリの花って「百合」て書くでしょう。お供え花に百合を欠かさない様にしているのは「百回会って沢山話し合いたい」そんな想いを込めてるの。急に逝ってしまった貴方に最後の言葉すら掛けれなかったけど、百回分の「ありがとう」を百合の花に載せてるからね。
ケイさん(佐賀)
手を合わせるお相手:お母さんへ
あの雨の日、小学校まで傘を持って、迎えに来てくれたのに。いつもとは違う道から帰ってしまって、ごめんね。一緒に帰れていたら、どんな話ができていたのだろうと、今でも思う。今の私は、都合が合えば高校帰りの娘と待ち合わせて、たくさん話をしているよ。
小森利絵(兵庫)
手を合わせるお相手:父親
お父さん、今年のお盆も友達がたくさんお参りに来てくれたよ。世話好きでおせっかい…誰とでも話すからすぐに散歩仲間ができてたね。会う人会う人が私のこと「お父さんそっくりやな」って。私も今ではそう思うよ。この世でお父さんの分身として生きてます。
とらお。(愛媛)
手を合わせるお相手:母
学生の時のお弁当の卵焼きは日によって甘かったり辛かったりしてたね。今は私が娘に同じこと言われてる。毎日、頑張って作ってくれてたのに文句を言ってごめんなさい。もう一度お母さんの卵焼きを食べれたら「ありがとう」って笑顔で言うね。
ジェリー(大阪)
手を合わせるお相手:姉
よく、2人でお母さんをからかっては大笑いしたね。いま、1人でお母さんをからかうと勝手に涙が出てきてしまうよ。でも私が泣いたらお母さんも泣いてしまうから涙はこらえてあの頃と同じように笑っているよ。また2人で心から大笑いしたいな。
ぺこ(東京)
手を合わせるお相手:友人Aに
俺の方が長生きしてしまった。あれだけ生
きがいなどと青臭いことにこだわっていた俺
に、お前は嫌な顔をみせず、数百時間も付き
合ってくれたな。それにしても、なぜ末期癌
だと俺に言わなかったかだ。悔いても、悔い
ても、お前の笑顔は美しかったよ。
泣き虫太郎(岐阜)
手を合わせるお相手:祖父
いつも急に魚を持って来るじいちゃん。「今度しおちゃんの好きな鰻持って行くちゃ」。何気ない一言が、最後に聞いた言葉になった。お葬式が終わっても、じいちゃんのお墓を見ても、なんだかまた急に遊びに来る気がしてるんだ。もちろん、鰻を片手に持ってね。
井村詩織(広島)
手を合わせるお相手:飼い犬
私がヨーグルトを冷蔵庫から取り出したら、それだけで私の足元に来てたよね。「舐めさせて!舐めさせて!」って。
ヨーグルトの味はきっとあの頃と変わってないのにちょっと味気ない。1人で静かに食べるヨーグルトはやっぱり寂しいよ。
片見朔(兵庫)
手を合わせるお相手:元彼女
キミから末期のガンだと聞いた年から毎年、読んでほしくて旅のブログを書いてました。
毎回、キミの名前で「いいね」がついていて読んでくれていることを確信してました。
「いいね」が付かなくなった年から更新してない旅のブログ。
今年も旅には出るけど
温泉ライダー(大阪)
手を合わせるお相手:母親
会いたい時には夢でも出てきてくれないくせに、忘れた頃にふっと現れるお母さん。
それも鏡の中に。
あっ!と思わず声が出ちゃってね。
びっくりするよ。
私、お母さんそっくりになってきたらしい。
なごり(北海道)
手を合わせるお相手:両親
夏が来ると「早くじいじの海へ行こう」と言うあなた達の曾孫
涙が出る程嬉しいです
彼らは幼少のころから故郷の海が大好きです
これもあなた達二人が嫌な顔ひとつせず私達の帰省を楽しみに待っていてくれたお陰です。
今年も透き通った海で孫と遊びます。
山崎 京介(大阪)
手を合わせるお相手:パパ
やっぱおらんよね。
8年ぶりに地元へ帰ったのに。
思い出の場所がたくさんあるから
おるんじゃないかって思っちゃう。
会って話したいって思っちゃう。
いつまでもこんな娘でごめん。
次女(広島)
手を合わせるお相手:母親
お母さんが亡くなってちょうど1年。最後に言ってくれた言葉は不明瞭で聞き取れなかったよ。でも先日やっと整理し始めたお母さんの荷物の中に私が贈ったバースデーカードがあり、そこに「感謝しています」とお母さんが書いた文字を見つけたよ。
小舟(新潟)
手を合わせるお相手:じいちゃん
チーズケーキうめがった!癌で亡くなったじいちゃんによく学校帰りにお見舞いに行っていた。
お小遣いを奮発してじいちゃんにチーズケーキを買って行った。
翌日からじいちゃんは物を食べれなくなった。
最後に食べた物が私が買ったチーズケーキ。
まめ(宮城県)
手を合わせるお相手:恋人
そっちには髭の道具揃ってますか
もしかして伸ばしっぱなし?
だったらもう仙人みたいな髭になってるね。
そんなに長く伸びたらさ、もしかしてこっちにも届くんじゃない
っていうかさ、伸ばしてよ。
そしたらまた私触れるじゃない
マーガレット(兵庫)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
お!今日はしいたけまで供えてあるねぇ。
『おいらの仏壇を物置きにするな!』っていうおじいちゃんの声が聞こえるよ。
でもね、おばあちゃんは今でも、おじいちゃんが喜びそうな物を探す癖が抜けないんだって。だから少しだけ、許してあげてほしいな。
もちもち(千葉)
手を合わせるお相手:ジイ(祖父)
ジイ、今日は田んぼに行けてる?そろそろ稲刈りの時期だね。今年も稲穂は頭を垂れて、ジイの大好きな黄金の国ができてるよ。病院にいる頃は行けなかったジイの大好きな田んぼ、今日も綺麗だよ。ジイの作る米は日本一だったなぁ。またジイの米食べたいなぁ。
ちゃぴ。(神奈川)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
私の方に体をかがめて、「ちいちゃん、ちいちゃん」とやさしく呼んでくれたおばあちゃん。いつもおみやげにくれたくず餅を、今日は買ってみたよ。最後まで私を心配していたけど、ちいちゃんはもう50歳、無事、甘い物を制限されるほどの大人になりましたよ!
ちいさん(東京)
手を合わせるお相手:飼い犬
ラッキー、そちらでは元気に走り回っているかな。君がお気に入りの場所、今では猫のポンが独占しているよ。仕草が良く似ていて笑う日が多くなったよ。ポンは、猫なのに「ワォン」と鳴くんだよね。ひょっとしたら君が鳴き方を教えたのかな。ありがとうね。
ポメローズ(福島)
手を合わせるお相手:おばあちゃん
ケンカしても勝ってはわがんねぞ。
(勝つんじゃないよ)
社会人になってもスポーツばかりしていた勝ち
気な孫が結婚すると聞いて田舎だしすぐに出戻りされては困ると、心配して出た言葉だったよね。。おばあちゃんごめんね。予感的中!去年帰ってきたよ。
てっちゃん(岩手)
手を合わせるお相手:父親
実家じまいで、お父さんの青春時代の写真がたくさん出てきたよ。晩年からは想像できないほどカッコよくてびっくり。だから最近、脳内で修正がかかっちゃって、思い出のお父さんの顔がイケメンだよ!
くらくらクララ(埼玉)
手を合わせるお相手:じいちゃん
小4になっても自転車に乗れず読書漬けでも「いいね」。親に内緒の県外大受験も「いいね」。いつでも・すべての私を肯定してくれた。息子たちとの3人暮らしになった今だってきっと念を押してくれるはず。私にとって、じいちゃんの親指は今でも最強のお守り。
青 石(北海道)
手を合わせるお相手:親友
こっちの生活が長くなってすっかり標準語だけど、あなたを想う時はいつだって方言よ。
「元気にしちょんでー、そっちはどうなぁ?」
届いちょんといいなぁ。
にゃんちぃ(埼玉)
手を合わせるお相手:会社の同い年の元同僚
はぁ…お前のお墓さぁ、遠いんだよ。最寄り駅からもバス乗るし歩くし、まだ暑いし。えっと…今年で3回目? この1年? 報告することはないよ。つまらん日常。お前と酒を飲むのだけが楽しみだったからな。バカ野郎。独りにしやがって。じゃ、また来年な!
魂拳魂(埼玉)
手を合わせるお相手:セキセイインコ
家の三女は小さな小さな女の子。綺麗なスカイブルーからコバルトブルーの母大好きっ子。何か感じると顔を覗き込みに来てくれる母の出待ちに忙しい優しい子。陽名ちゃん、思うと今も泣きそうだけど、きっと心配で覗きにきてしまうだろうから前をむくよ。
星々の光(新潟)
手を合わせるお相手:祖母キミさん
あの時はありがとう。キミちゃんの分厚いトンカツが食べたいよ。なんであんなに柔らかかったの?熱々のカリカリとガス釜のスイッチが上がる音、あと『ほら食いやっせ』がいつものセット。私の反抗期はキミちゃんの熱々にいつも助けられていたんだよ。
きなこ(埼玉)
手を合わせるお相手:祖父
おじいちゃんがくれた言葉の種が、今も私の心で静かに芽を出しています。悲しい日には根を張り、嬉しい日には花を咲かせて。おじいちゃんは形を変えて、私の中で生き続けている。だから本当は、さよならじゃないのですね。
ちみ(千葉)
手を合わせるお相手:父親
手を合わせると、あの日の運動会で、一番大きな声で笑っていた父の顔が浮かびます。大丈夫だよ、と背中を押してくれたあなたの温もりを抱きしめて、私らしく、一歩一歩進んでいくね。
みわ(北海道)
手を合わせるお相手:友人
もう10年になりますね。
最期まで笑顔になろうとしていたあなた。
あなたは最高の友人でした。
心残りもたくさんあったかと思います。
存命時に輝いて見えたのは最期の前のエネルギーの塊だったのか。
あなたの分まで私も生きる。だから見ていてね。
たこちゃん(新潟)
手を合わせるお相手:友達のお母さん
クラスメイトのおかんなのに、親友と思えるほど仲良くなってくれてありがとうございます。いつも叱咤激励してくれたハスキーボイスは永遠に忘れません。僕も人生強気で行きます!
仲ツカサ(北海道)
手を合わせるお相手:子ども
これが風、これが音、これが光。 抱きしめることも、名前を呼ぶこともできなかったから、父さんが教えてあげよう。
これが胸の音、これが涙のぬくもり、これが あなたを想う歌。
これが絆。これが命。離れても、ほどけないもの。それは愛。
太陽(大阪)
手を合わせるお相手:夫
貴方の麻のYシャツを私のブラウスにリメイクしたの。「何をするんだ」なんて怒らないでね。貴方の物に鋏を入れられるまでに立ち直れたんだから。明日はハーモニカの発表会なの。あがり症のお守りとして,このブラウスを着て舞台に上がります。見守ってね。
万愚節(東京)
手を合わせるお相手:ママ友
晴美ちゃん、サッカー少年だった息子たちは25歳になるね。社会人となって、もう一緒に飲みに行けるし、なんなら奢ってくれるよ!あなたがいたら一軒じゃ済まないから、息子たちが青ざめる姿を見て、ゲラゲラ笑ってやろう。
あこちん(千葉)
手を合わせるお相手:おじいちゃん
「関ヶ原の戦いはね…」歴史の話が好きだった祖父。賢かったが、長男だから畑に専念するようにとなかなか学校に通わせてもらえなかったという。そんな祖父の歴史の話を聞いて、私もこんな風に誰かに知識を伝えたいと思った。おじいちゃん私、先生になったよ。
ひじきともやし(岐阜)
手を合わせるお相手:母
152センチって、私よりだいぶ小さかったんじゃん。あなたを見上げていた記憶しかないからびっくり。今ならあなたに怒られたって全然怖くないんじゃないかな。全然怖くないけれど、きっと涙は出てくるね。まだまだ怒られ足りない、157センチ。
ゆうき(東京)
手を合わせるお相手:お母さん
お母さん。

ずいぶんと時間が経って。
もうすぐ、お母さんと
同じ歳になっちゃうわ。

アタシもお母さんと同じ。
専業主婦で、
2人の娘のお母さんやで。
『お母さんみたいに
なりたくない』なんて言って
ごめんなさい。
今はお母さんが目標だよ
マチマチマッチー(兵庫)
手を合わせるお相手:息子
あなたが居なくなってから、空を見上げることが多くなったよ。
晴れて飛行機雲が見えた時も、雨上がりの虹も、あなたのそばに行けるような気がするから。
一目でもいいから、会いたい。
Motto(愛知)
手を合わせるお相手:職場の先輩
「あなたは幸せになるために生まれてきたのよ。あなたがやりたいことをやりなさい。」昔、何度も私に言ってくれましたね。自分らしく生きれてなくて苦しい時、ふとあなたの声が聞こえてくるのです。いつも気づかせてくれて、ありがとう。
さーさ(愛知)
手を合わせるお相手:両親
お父さんとお母さんは、早死にだけどめちゃくちゃ幸せ者なのではないかと最近思います。ふたりのお葬式には沢山の人が来て、泣いてありがとうって言ってたよ。「生きる」ってことは、人との繋がりの中で、誰かの中に自分のカケラを残すってことなんだね。
とまとん(東京)
手を合わせるお相手:子どもの頃の幼馴染
君と通った通学路、一人で久々歩いたよ。
あんなに疲れる道だっけ。
子どものままの君は走って、先へ行ってしまったけれど。
私はとうとう50だもんなぁ。
歩いて行くからまたいつか、会えたら並んでおしゃべりしよう。
塩野カゲ(東京)
手を合わせるお相手:お父さん
カラン、コロン、カラン、コロン、、、
どんどん大きくなる近づいてくる音。
お父さん帰ってきたかな?
今でもそう思っちゃうよ。
下駄の音はお父さんの音。
聞こえるたびにお父さんが帰ってくるような気が今でもしてるよ。
みるく(大阪)
ページトップへ